dynabook T551、T351
大型ノートの「dynabook T」シリーズは、高性能路線の「dynabook T551/58C」と、コストパフォーマンス重視の「dynabook T351」シリーズ3機種の計4機種が登場した。T551は2011年春モデルのCPU内蔵グラフィックスモデル(T551/58B)のマイナーチェンジ。一方のT351は、プラットフォームを第2世代Coreプロセッサー世代に移行して一新された。
T351シリーズには、CPUにCore i5-2410M(2.30GHz)を搭載する「T351/57C」と「T351/46C」、未発表のPentiumプロセッサーを搭載する「T351/34C」の3機種がラインナップされている。搭載ディスプレーはいずれも、15.6型ワイド/1366×768ドットとなる。
T351/57CはCPU以外のハードウェアも強化されており、750GB HDDとBDドライブを内蔵するほか、USB 3.0を1ポート、Gigabit Ethernet対応LAN端子やHDMI出力端子も搭載する。
本体のカラーバリエーションは全機種共通で、黒(プレシャスブラック)、白(リュクスホワイト)、赤(モデナレッド)の3色が用意されている。
搭載OSはWindows 7 Home Premium SP1で、64bit/32bitのどちらかを選んでセットアップできるセレクタブル方式を採用する。 OfficeソフトにはOffice Home and Business 2010をプレインストールしている。主な仕様は以下のとおり。予想実売価格は、T351/57Cが16万円前後、46Cが15万円前後、34Cが12万円台半ば。発売時期は、57Cと46Cが5月20日より順次、34Cのみ6月上旬の予定。
dynabook T351シリーズのラインナップ | |||||
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製品名 | ディスプレー | CPU | HDD | BD/DVD | USB 3.0 |
T351/57C | 15.6型 1366×768 | Core i5-2410M 2.30GHz | 750GB | BD | 搭載 |
T351/46C | 640GB | DVD | - | ||
T351/34C | 最新Pentium(未発表) |
高性能路線のdynabook T551/58Cは、2011年春モデルの「T551/58B」と比べて、標準搭載メモリーが8GBに増量された。3D表示機能や独立GPUは搭載しない。
そのほかの主な仕様は、15.6型ワイド/1366×768ドットディスプレー搭載、CPUにはCore i7-2630QM(2GHz)を採用、BDドライブ搭載など。
OSはWindows 7 Home Premium SP1 64bit版を搭載。Office Home and Business 2010もプレインストールする。予想実売価格は18万円台半ば。発売時期は5月20日より順次出荷の予定。
dynabook N300
ネットブックの「dynabook N」シリーズは、CPU性能が強化された「dynabook N300/02C」が登場した。本体カラーバリエーションは3色が用意される。
搭載CPUは、動作周波数が高速化されたデュアルコア版のAtom N570(1.66GHz)を採用。10.1型ワイド/1024×600ドットディスプレー、メモリー1GB、HDD 250GBといった仕様は従来機種と同様である。なお、従来機種が搭載していたWiMAXは非搭載となった。重さは約1.2kgで、バッテリー駆動時間は最大約3.6時間。
N300シリーズは、ネットブックとしては珍しくオーディオ再生品質を重視した製品であり、新製品もその特徴を継承している。ステレオスピーカーとして、dynabookではおなじみのharman/kardonスピーカーをパームレスト部分に内蔵。「ドルビーアドバンスドオーディオ」「MaxxAudio3」などの高音質化技術にも対応している。
OSにはWindows 7 Starterを搭載。Officeソフトとして、Office Personal 2010の2年間ライセンス版をプレインストールしている。予想実売価格は5万円前後。発売時期は5月20日より順次出荷の予定。