Lenovo Ideaシリーズ大研究 第68回
一歩進んだウェブカメラの活用法をまとめて紹介
レノボが選んだ顔認証システム、「VeriFace 認識 4.0」
2011年05月21日 11時00分更新
子供/お年寄りも安全にログインできる
顔認証ソフト「Lenovo VeriFace 認識 4.0」
「Lenovo VeriFace 認識 4.0」は、ウェブカメラを使って動画や画像を作るのではなく、撮影した顔の映像をWindowsのログイン処理に利用して、セキュリティを守るために使おうというソフトだ(関連記事)。
VeriFaceの利用には、あらかじめユーザーの顔を登録する必要がある。登録された顔の目を中心にして、カメラの前にいる人がオーナーであるかどうかを判別するのだ。登録が済んでしまえば、自分のPCの前に座るだけで簡単にログインができる一方、別のユーザーに使われる心配はないという状態になる。
複雑で長いパスワードは覚えられないからと簡単なものを設定していたり、パスワードのメモをディスプレーに貼り付けているような人にはぜひ使ってほしい。また家庭では、子供やお年寄りにも顔認証でログインできる個別アカウントを作っておけば、安全にPCを使わせられる。
顔の登録時、Windowsのログインパスワードが設定されていない状態なら最初にパスワード設定が求められる(パスワードを設定済みの場合は、それを入力)。ここで設定したパスワードが、万が一顔認証がうまくいかなかった場合のログインパスワードになるため、しっかりと安全性の高いパスワードを設定しておこう。
顔の登録は、帽子やメガネをとってカメラに向かえばいい。準備ができたら撮影開始ボタンを押し、カメラの前でゆっくりと顔を動かしてみよう。認証時に多少顔の角度がずれていても認識できるよう、複数の画像から総合的なデータを作るため、真正面でじっとしているだけでは十分なデータがとれないのだ。うまくいけば、次々と画像が撮影されて登録が完了する。
簡単な認証のためならこれで終了だが、念のため設定画面の「認識」で感度レベルを調整しておくといいだろう。感度レベルを低くするほど、家族など顔が似ているユーザーを区別して認識するようになる。
また「ライブ検出を有効にする」にチェックを入れると、実際に生きている人の顔かどうかを確認するようになり、顔写真でのログインなどができなくなる。
なお、YouCamでもカメラをセキュリティに使うことは可能だ。画面前を横切る人の動きをとらえて撮影することで不審な動きを検知したり、指定時間ごとに撮影するよう設定にして、簡易監視カメラとして利用できる。
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