東京都は1月26日、高校生を主な対象として、人気お笑いコンビ・アジアンが健康食品の安全な利用方法を分かりやすく解説するDVDを作成した。
健康食品は、健康に良いなどと称して販売され、高校生を含む若年層にも広く利用されるようになってきた。しかし、利用が広がる一方で、健康食品との関連が疑われる健康被害や購入トラブルも発生しているため、DVDの制作に踏み切った。
同DVDの上映時間は19分。4章で構成し、「健康食品は病気や体の不調を治療するものではなく食生活の補助として用いること」「製品を選ぶ際には表示や広告をよく確認すること」「健康食品による健康被害の可能性があること」「悪質なセールスやインターネット・オークションなどには注意すること」などの内容を伝えている。
出演は人気お笑いコンビのアジアン。DVDは、都内全高等学校(491校)、区市町村消費生活センター(62カ所)などで配布するほか、都民情報ルーム(東京都庁第一本庁舎3階)で貸し出しも行う。
また都では、健康食品による健康被害に注意を呼びかける15秒のスポット映像も作成。今後、福祉保健局のホームページなどで公開していく予定だ。