ミック経済研究所は1月5日、国内におけるEC(電子商取引)のネット決済代行サービスを対象とした「ECにおけるネット決済代行サービス市場の現状と展望 2010年度版」を発刊した。
調査結果によると、ネット決済代行サービス市場規模は、2009年度で526億円、2010年度で前年度比118.6%の624億円となる見込み。
また、2011年度以降も、市場拡大の目立った阻害要因はなく、スマートフォンや電子書籍端末などの新デバイスの普及や中国を始めとする海外EC市場への進出といった、国内EC市場をさらに成長させる要因とEC市場に大きな変化をもたらす要因が多い。
今後ネット決済代行サービス市場は、競合同士のサービスの差別化が難しく、価格競争が続くものの、EC市場の拡大と端末の増加などに適応していくことで、引き続き好調な推移を示すと予測。2011年度以降から2015年度まで平均成長率は16.1%で推移し、2015年度には1317億円になると予測した。
同マーケティング資料では、国内におけるネット決済代行サービス事業者を対象に、各社のネット決済代行サービス売上および市場の動向について調査した。