ポーラやオルビスなどの化粧品会社を傘下に持つポーラ・オルビスホールディングスは11月5日、東京証券取引所に株式を12月10日に新規上場すると発表した。
時価総額は1000億円規模になる見通し。上場で調達した資金は、国内の営業力強化や工場の設備投資、海外展開などにあてるとしている。
同社は1929年創業。高級スキンケア商品の訪問販売で成長し、全国に約460店を展開している。85年には、低価格帯のオルビスを設立し、カタログなどによる通販事業で成長した。
2009年12月期の売上高は約1623億円。化粧品事業が8割強を占めるが、アパレルや不動産事業なども展開している。
社長の鈴木郷史氏は創業者の孫。上場により、創業家の持ち株比率は5割弱から2割強に減る見込み。