ソニーの携帯型ゲーム機「PSP go」を購入してから、定期的にチェックするようになったのが「PlayStation Store」である。PSP goはダウンロード販売されているゲームしかできないため、PlayStation Storeのウェブサイトをチェックして、ダウンロード販売されているゲームで面白いものはないかを確認しているわけだ。
このPlayStation Storeにおいて「PlayStation Plus」という新たなサービスが始まった。サービス利用中、特定のゲームを自由に遊べたり(フリープレイ)、あるいは一定期間プレイできるゲームが用意される(ゲームトライアル)という内容で、さらにダウンロード販売のゲームが割引価格で購入できる(ディスカウント)という特典も用意されている。
ただ、フリープレイとゲームトライアル、ディスカウントのいずれにおいても、対象となるのは毎月セレクションされたゲームだけで、たとえばユーザーが選んだゲームをフリープレイで自由に遊べるわけではない。こうした点を考えると、まだまだ魅力的とは言い難いのが正直なところだが、ケータイ端末向けではこうした料金体系が一般化していることを考えると、ゲームソフトの流通を考える上で見過ごせない動きだろう。
このPlayStation Plusは「プレイステーション 3」の最新のファームウェアのバージョンであるVer3.40で実現された仕組みであり、このアップデートではそれ以外にも動画編集機能の追加や画像閲覧機能の強化などが図られている。
PS3はこれまでにもDVDビデオの映像をアップコンバートする機能の追加やDLNAへの対応、さらにDivXやWMV形式の動画再生のサポートなど、さまざまな機能をファームウェアのバージョンアップによって追加してきた。
ただ、従来はコンテンツを再生するためのプレーヤーとしての機能強化が目立っていたが、今回はコンテンツを編集するための機能も含まれており、PS3の新たな方向性を示していると言えるのではないだろうか。
そこで今回は、新たに追加されたPS3の動画編集機能をチェックしていきたい。
文字の挿入やスローモーション再生も可能
PS3に追加された動画編集機能は、多様な形式の動画を取り込み、編集した上でPS3上に保存、あるいは「Facebook」や「YouTube」にアップロードできるという機能だ。
対応する動画形式はMPEG-1/2、H.264/MPEG-4 AVC、AVCHD、DivX、WMV形式など。編集したい動画をひとまずPS3に取り込んでおき、それを使って編集するという流れだ。
この動画編集機能での作業は、動画の追加、編集、完了(保存、アップロード)という3つのステップで作業を進めていく。インターフェイスは全般的に分かりやすいので、動画編集は初めてというユーザーでもそれほど迷わないのではないだろうか。
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