7月7日、東京・銀座のApple Store,Ginzaにおいて、シリーズイベント「WBS 2.0」(Web Business Shuffle 2.0)の第55回が開催された。
WBS 2.0は、モディファイ 代表取締役社長兼CEO 小川浩氏、グランドデザイン&カンパニー 代表取締役社長 小川和也氏からなるクリエイティブユニット「オガワカズヒロ」によるもの。第55回では、ITジャーナリスト 林信行氏をゲストに、iPadで利用できる最新サービス/アプリ紹介が行われた。また小川浩氏によって、ソーシャルメディア管理システム「SM3」の最新版も発表された。
「大きさが変われば体験も変わる」
壇上にはまず林信行氏が登場し、iPad発売時からのTV・新聞・雑誌など各種メディアの反応を紹介。さらに多くのユーザーによるさまざまな活用法が挙げられた。
iPadの画面サイズにも触れ「大きさが変われば体験も変わる」とし、iPhoneとの違いについて説明を行った。iPadは、Twitterとの相性が今ひとつ良くないのではないかと考えていたが、位置情報を活用したSNS「foursquare」と連動するTwitterクライアント「TwentyThree」により画面の大きさを活かした使い方があることに気がついたと話していた。また、iPadを手に入れてからRSSリーダーを改めて使うようになったということで、「Reeder for iPad」「Read It Later Pro - Idea Shower」を紹介した。さらに、「Evernote」に触れていた。
ソーシャルメディア管理システム「SM3」の新バージョン発表
続いて登場した小川浩氏は、モディファイがネット広告代理店大手「オプト」傘下となったことを報告。ソーシャルテクノロジーとモバイル関連Webアプリを開発する企業として再始動するとした。また、グランドデザイン&カンパニーと包括契約を行い、アイデアを素早く形にする技術パートナー(ODM、Original Design Manufacturerパートナー)となったことも明らかにした。
さらに、法人向けソーシャルメディア管理システム「SM3」のバージョンアップと新機能も発表。従来からのコンテンツマルチポスト管理機能はそのままに、Twitterクライアント機能と効果測定機能を追加したことを発表した。SM3のトップページをTwitterクライアント化することで、複数Twitterアカウントを一元管理し、タイムライン閲覧やツイートだけでなく、RT、コメント付き非公式RT(QT)、@返信、フェイバリット(お気に入り)などのTwitter標準機能をサポートした。
効果測定では、独自の短縮URL機能により、ツイートしたURLのクリック数推移を日次管理する分析機能を説明。TwitterやGoogleブログなどの横断検索や、検索キーワードの保存も可能となったことを公表した。
「Twitter for iPhone」バージョン3.0.1完全対応も発表。Twitter for iPhone設定画面において、連携サービスのAPIキー欄にSM3側から発行したコードを入力することで、「Twitter for iPhone on SM3」として利用できるとして、その様子のデモが行われた。投稿されたツイートの投稿ツール名はSM3になり、さらに企業の要望に応じ変更することも可能となっていると説明した。