Bluetooth伝送の音質の劣化を防ぐ
「Sound Retriever AIR」
iPhoneやiPod内に収められた音楽や動画の再生にももちろん対応している。製品にはフロントのUSB端子を使ってiPhone/iPodを接続するためのケーブルが標準で添付されており、別途オプションを購入する必要がないのは嬉しいポイントだろう。このUSBケーブルには映像出力端子もあるため、テレビなどで動画の再生も可能だ。
再生や一時停止、選曲などは、テレビ画面上に表示されるUIで操作していく。VSA-1020/920のリモコンを使って操作できるため、手元にiPhoneやiPodを置いておく必要はない。またアルバムアートをテレビ画面上に一覧表示する「Cover List」機能も搭載している。
インターネットラジオの再生にも対応している。デフォルトで24局がプリセットされているほか、ユーザーが追加することも可能だ。
記事掲載当初、プリセットは13局との記述がありましたが24局の誤りです。お詫びして訂正いたします(2010年5月11日)
デジタル機器を接続するためのその他のインターフェイスとして、オプションでBluetoothアダプター(AS-BT100 実売1万円前後)が用意されている。これを利用すれば、Bluetooth対応のノートPCや携帯電話の音を出力できる。
注目したいのは、Bluetooth経由で音声を転送する際に劣化した音質を補正する「Sound Retriever AIR」を搭載していること。もともとパイオニアでは、CDレシーバーである「PDX-Z10」などにおいて、MP3などの圧縮音源を補正する機能である「Sound Retriever」を搭載していたが、今回のSound Retriever AIRはそのBluetooth版だと言える。