iPadの感触は「スムーズすぎる大画面」
お次ぎはiPadファーストインプレッションです。現地で購入して、実機に触ってみた山脇さんのコメントは以下の通りです。
持ってみた感触
表面がガラスとタッチスクリーンというiPhoneと同じ構成、質感なのに、iPhoneがちゃちに見える。やはりiPhoneは小さかったんですよ、画面が。iPad自体は予想以上に重たいです。アマゾンのKindle、ソニーの「Reader Daily Edition」に比べると、ずっしりとした印象を持ちます。
ボディーの質感はMacBook Proと同じ。画面側の面は指紋が結構付きます。iPadは大きいため、拭き取るのも結構手間。外に持ち出して頻繁に使用する使い方をしたい人にとっては、光沢ではない、ざらついたフィルムをつけていったほうがいいのかもしれません。
iPhoneとの違い
iPhoneのようにスライドさせて画面ロックを解除する仕組みがあります。さらにロック解除の右に花のマークがあって、このボタンを押すとフォトスタンドとして使えます。つまりロック解除をしなくても、iPad内の写真を使ったスライドショーが流れ始めます。
iPhoneは使っていないときにポケットの中に収まっている存在ですが、iPadは部屋のどこかに立てかけておくという使い方も想定しているそうです。つまり、iPad向けドックは、1つ手に入れておいたほうがいいかも知れません。
とにかくスムーズ!
iPadを使い始めて思うことは、とにかくスムーズだということ。画面遷移も流れるように展開していき、iPhoneと同じようなタッチインターフェイスながら、画面の大きさとiPhone以上にスムーズに動く印象は、別のモノに触れているような印象すら覚えます。
例えばiTunes Storeの見せ方は、1つ1つの動作がすべてアニメーションで構成されています。iPhoneやMacのiTunes Storeとはまったく違う体験が待っています。
またMapの反応の早さにはびっくりさせられます。ときどきiPhoneでも、両指を使って拡大/縮小させるピンチ動作に地図が追いつかないこともありました。しかし画面が大きくなって、さらに追随性も高まっているため、よりスムーズな印象を受けるはずです。
iBooks、YouTube
日本語の書籍のラインアップはないものの、日本語ローカライズは終わっているようです。本棚の画面にはサンプルや新着の書籍の右肩に斜めに帯が掛かるのですが、そのテキストが「サンプル」や「新着」と日本語で表示されます。ちなみに、サンプルの本は「くまのプーさん」。
iPadで電子書籍を見てみた
インターフェイスとして気に入ったのはYouTube。縦画面、横画面に対応しているほか、動画を見ながら動画の説明やコメントを見ていくことができる画面構成はウェブのYouTube以上の体験です。
最後にもう2つ。
- やはりiPhoneでは小さかったが、iPadなら老眼でも文字が読みやすい!
- NewsweekのiPad特集の表紙に実物のiPadを合わせてみたら、ぴたり。表紙のiPadは実寸大でした。