Bank Run 1.2
作者:SilkTricky
価格:230円
まずは、下の画面写真をどうぞ。
これはiPhone/iPod touch向けアクションゲーム「BANK RUN」のオープニングムービーです(iTunes Storeで見る)。全編英語なのでよくは分かりませんが、なんか犯罪的なにおいがしまくりますね。ガールフレンドが誘拐されたってところだけは、なぜか聞き取れました。
そして、このゲームの主人公、敵キャラクターはすべて、実写取り込みです。昔なつかしい実写取り込みです。「モータルコンバット」を思い出させられます。
メガCDで出てたんじゃないか? このゲーム……とか思ったりもしましたが、キャラクターのファッション、ムービーのセンス、そして画面のキレイさは、どうひいき目にみてもメガCDより上です。オールドSEGAファンとしては、くやしいくらいです。
熱いストーリーに従って展開するゲームは2種類です。まずストリートモードでは、前後から襲い来る敵を撃退します。攻撃方法は2種類で、遠くの敵は銃で撃ち、近くの敵は殴ります。一発で死なない敵がいるのがなぜかなのかは分かりませんでしたが、何の疑問を持つ必要もなく、進められます。
もう1つはエレベーターモード。主人公をホールドし続けるとエレベーターの扉から身を乗り出し、攻撃可能になり、指を離すと隠れます。敵の頭上に表示されるゲージが白→オレンジ→赤→バーン! となるので、ぶっちゃけ、覚えてしまえば簡単です。攻撃は別な指で照準をスライドさせ、狙いを定めたらタップです。
以上終了! というゲーム性ではありますが、昔なつかしいメガCDの実写取り込みアクションゲームを現在でも楽しみたければ、正直、これしか選択肢はないと言っても過言ではないでしょう。
……って、そんな理由で「BANK RUN」に興味を持ち、プレイする人がどれくらいいるのかさっぱり分かりませんが、万が一、そういう方がいらっしゃったら、「我が友よ!」とばかりに握手してハグしておすすめします。
筆者紹介──倉西誠一
石川県金沢市出身の元・電撃PlayStation編集長。著書は「モンスターハンター」シリーズのプレイログである「狩られ道」「狩られ道豪黒毛」(いずれもアスキー・メディアワークス)だが、最近はすっかりiPhoneゲーマー。Twitterアカウントはkararemichi。
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