より選びやすくなった「ソニー ブルーレイディスクレコーダー」
パナソニックとともにBDレコーダーの牽引役であるソニー。昨年までは、ホームシアター用途、ダビング、ポータブル機器への転送など、使い方に合わせて選べるラインナップを展開していたが、今年のモデルではラインナップを整理してわかりやすくした。これも、あまりレコーダーなどに詳しくない人でも選びやすいように配慮したものだ。
BDZシリーズの主な仕様の違い | |||||
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機種名 | BDZ-EX200 | BDZ-RX100 | BDZ-RX50 | BDZ-RX30 | BDZ-RS10 |
実売価格 | 28万円前後 | 17万円前後 | 13万円前後 | 11万円前後 | 9万円前後 |
HDD容量 | 2TB | 1TB | 500GB | 320GB | |
チューナー | Wチューナー | シングルチューナー | |||
高画質回路 | CREAS 2 plus | CREAS 2 | |||
マルチメモリーカードスロット | ―― | ○ | ―― | ||
おでかけ転送 | ○ | ―― | |||
ワンタッチ番組転送 | ―― | ○ | ―― | ||
スカパーHD!録画 | ○ | ―― | |||
ルームリンク対応 | ○ | ―― | |||
i.LINK端子 | ○ | ―― | |||
高音質 | HDMI音声出力など | ―― |
ソニーもパナソニック同様にハイビジョン長時間録画は最長8倍。HDD容量も2TB~320GBと全体に大容量化されているのも同じだ。機能的には、同社独自の「おでかけ転送」やネットワーク経由で別室のテレビなどで録画番組を再生できる「DLNA」対応、「スカパー! HD」との連携録画などの機能を持つのが、「EX200」「RX100」「RX50」となる。
なかでも最上位モデルのEX200は、ハイエンドモデルだけの高剛性筐体を備え、HDMI端子の2系統装備や特別な高画質・高音質設計が盛り込まれたスペシャルモデルとなっている。普及モデルのRX30とRS10は、録画・再生の基本機能に絞ったスタンダードモデルで、RX30はダブルチューナー、RS10がシングルチューナーとなる。
価格帯はHDD容量で比較するとパナソニックとほぼ同じ。320GBモデルのダブルチューナーとシングルチューナーで価格差が約2万円というのも同じだ。8倍長時間録画など、主要な機能もかなり似ているので、ソニーとパナソニック、どちらを選ぶかが悩ましいところ。
大きな違いとしては、自動録画機能「おまかせ・まる録画」など、便利な録画予約機能が充実している点が特徴と言える。また、操作は同社のゲーム機「プレイステーション3」や「プレイステーションポータブル」でも採用する「クロスメディアバー」を採用する。
ただクロスメディアバーは、慣れれば直感的に使えるが、初めての人は戸惑うことも多いため、今回から一般的なAV機器が採用する「スタートメニュー」を採用。録画・再生・ダビングなどのよく使う機能をわかりやすくナビゲートしてくれる。
ラインナップにVHS一体型がない分、VHSデッキとのダビングをわかりやすくガイドしてくれる「カンタンVHSデッキダビング」なども備えた。
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