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年末年始に録りまくる! 最新BDレコーダー選び 第1回

イマドキのBDレコのトレンドを探る!

2009年10月21日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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より選びやすくなった「ソニー ブルーレイディスクレコーダー」

デザイン一新となった「BDZ」シリーズ

デザイン一新となった「BDZ」シリーズ

 パナソニックとともにBDレコーダーの牽引役であるソニー。昨年までは、ホームシアター用途、ダビング、ポータブル機器への転送など、使い方に合わせて選べるラインナップを展開していたが、今年のモデルではラインナップを整理してわかりやすくした。これも、あまりレコーダーなどに詳しくない人でも選びやすいように配慮したものだ。

BDZシリーズの主な仕様の違い
機種名 BDZ-EX200 BDZ-RX100 BDZ-RX50 BDZ-RX30 BDZ-RS10
実売価格 28万円前後 17万円前後 13万円前後 11万円前後 9万円前後
HDD容量 2TB 1TB 500GB 320GB
チューナー Wチューナー シングルチューナー
高画質回路 CREAS 2 plus CREAS 2
マルチメモリーカードスロット ―― ――
おでかけ転送 ――
ワンタッチ番組転送 ―― ――
スカパーHD!録画 ――
ルームリンク対応 ――
i.LINK端子 ――
高音質 HDMI音声出力など ――

 ソニーもパナソニック同様にハイビジョン長時間録画は最長8倍。HDD容量も2TB~320GBと全体に大容量化されているのも同じだ。機能的には、同社独自の「おでかけ転送」やネットワーク経由で別室のテレビなどで録画番組を再生できる「DLNA」対応、「スカパー! HD」との連携録画などの機能を持つのが、「EX200」「RX100」「RX50」となる。

唯一従来モデルと同じデザインを採用するEX200

唯一従来モデルと同じデザインを採用するEX200

 なかでも最上位モデルのEX200は、ハイエンドモデルだけの高剛性筐体を備え、HDMI端子の2系統装備や特別な高画質・高音質設計が盛り込まれたスペシャルモデルとなっている。普及モデルのRX30とRS10は、録画・再生の基本機能に絞ったスタンダードモデルで、RX30はダブルチューナー、RS10がシングルチューナーとなる。

 価格帯はHDD容量で比較するとパナソニックとほぼ同じ。320GBモデルのダブルチューナーとシングルチューナーで価格差が約2万円というのも同じだ。8倍長時間録画など、主要な機能もかなり似ているので、ソニーとパナソニック、どちらを選ぶかが悩ましいところ。

 大きな違いとしては、自動録画機能「おまかせ・まる録画」など、便利な録画予約機能が充実している点が特徴と言える。また、操作は同社のゲーム機「プレイステーション3」や「プレイステーションポータブル」でも採用する「クロスメディアバー」を採用する。

 ただクロスメディアバーは、慣れれば直感的に使えるが、初めての人は戸惑うことも多いため、今回から一般的なAV機器が採用する「スタートメニュー」を採用。録画・再生・ダビングなどのよく使う機能をわかりやすくナビゲートしてくれる。

新規搭載の「スタートメニュー」

新規搭載の「スタートメニュー」

 ラインナップにVHS一体型がない分、VHSデッキとのダビングをわかりやすくガイドしてくれる「カンタンVHSデッキダビング」なども備えた。


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