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TOPページの構成

2006年08月08日 09時00分更新

文●大久保 淳子/株式会社サーフボード チーフディレクター

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 こんにちは 大久保淳子です。

 前号でWebディレクターって悪戦苦闘の日々と書きましたが、楽しいこともいっぱいあります。お客様のサイトができあがって、担当のWebマスターの方から「注文がたくさんきています。社長もビックリしています。サンクスメール書くのに夜中までかかっています。」なんて感謝のメールが届くと、ホーッとすると同時にその日はとても元気が出ます。

 それから、お客様からよくサンプルやら商品を頂きます。「スタッフの皆さんで召し上がってください。」のメッセージ付で、おせんべいや餃子、梅干にダイエット食品、地ビールなんかも届きます。スタッフ皆でご相伴に預かります。これが結構、元気の元になったりします。(笑)

 それではさっそく、今回のテーマ「TOPページの構成」について、説明しましょう。

Webサイト企画時の12のポイント

 TOPページはECサイトの「顔」です。お客様に対し、好印象を与えるようなデザインにしたいものです。人間の顔には、目・鼻・口・耳がついているように、ECサイトのTOPページにも必要な目や鼻など必須のコンテンツがあります。そして、それらの配置やデザインでイケメンになったり、そうでなかったりします。

 まずWebサイトを訪れたお客様は、TOPページを見て、「何を扱っているサイトか」「欲しい商品やサービスがあるか」を瞬間的に判断します。ですから、TOPページで、サイト全体の情報量を読み取れるようにすることが、お客様の心をひきつける重要なポイントで、以下のような点に注意する必要があります。

  1. 何を扱っているか、一目で分かるか?
  2. 他サイトと差別化できる商品やサービスを提供。そのポイントをキャッチコピーで強調しているか?
  3. 売れる(強みがある)商品が目立っているか?
  4. 直感的なナビゲーションで、操作がしやすいよう工夫しているか?
  5. 商品や企業イメージと、Webデザインに統一感があるか?
  6. 支払方法や送料についての情報が、直ぐに分かるか?
  7. “お客様の目的”を解決するための情報提供があるか?
  8. 掲示板、Q&Aなどお客様とのコミュニケーションの場を設けているか?
  9. 適切にSEO対策を実施しているか?
  10. 適切な表現で、お客様に信頼感や安心感を与えているか?
  11. 対面販売(One to One)のように、Webマスターの人柄を伝えているか?
  12. 情報更新を頻繁に行い、情報の新鮮さを保っているか?

 私が所属している(株)サーフボードでは、長年にわたって多数のECサイトのページ構成(レイアウト)を調査分析し、アクセス数と転換率、お客様の動線を効果的にするための研究を行っています。

 その研究結果をもとに、ネットショップ用のTOPページ構成例を紹介します。商品の品揃数や、扱い商品が地方の産直品とファッション商品など、多少構成は変わりますが、ポイントを押さえることはできると思います。

項目名称
  1. タイトルバー
  2. タグライン(キャッチコピー)
  3. ロゴ
  4. 看板
  5. 電話番号・FAX番号
  6. グローバルナビゲーション
  7. お支払いについて
  8. 送料について
  9. メニュー
  10. 商品検索
  11. 商品カテゴリ
  12. SSL認証マーク
  13. リンクバナー
  14. 最終更新日
  15. おすすめ商品
  16. キャンペーン、プレゼント企画
  17. 商品ラインナップ
  18. お客様の声
  19. 店長からのコメント
  20. お店からのお知らせ
  21. 売れ筋ランキング
  22. 営業日カレンダー
  23. よくある質問
  24. 掲示板
  25. お問合せフォーム
  26. メルマガ購読フォーム
  27. コピーライト表記

 今回は、この辺でおしまいです。次回は実際のサイトの例を取り上げて、TOPページの構成についてさらに深く説明します。

著者プロフィール

名前 大久保 淳子 junko[アットマーク]surfboard.co.jp
※著者に直接問い合わせをする際は、お名前、会社名、サイトURLなどを明記してください。
会社 株式会社サーフボード
サイト http://www.surfboard.jp/

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