「最近はテレビで放送を見なくなったな~」という話をよく耳にする。しかし、よく話を聞くと、テレビを見なくなったのではなくパソコンでテレビ放送を視聴しているという。
ウェブサイトを閲覧したり、電子メールを送ったりしながらテレビ視聴もできるパソコンはたしかに便利な代物。そんなパソコンの用途の広がりを受けて、パソコン用液晶ディスプレーメーカーからは、静止画主体の高性能に加え、動画を楽しむための「テレビとしての高画質」にもこだわったモデルが続々と登場しはじめた。
液晶テレビでも広がりつつある艶やかなグレア(光沢)パネルの採用をはじめ、20V型以上のクラスではフルHD解像度も当たり前。薄型テレビよろしく高画質処理回路を備えるものも少なくない。
超解像技術を搭載した液晶ディスプレー
今回紹介する三菱電機の「RDT231WM-S」(実売4万円前後)は、そんなマルチメディアディスプレーの最新モデル。パソコン用液晶ディスプレーとしては初めて「超解像技術」を採用したことが大きなトピックで、DVDなどのSD画質の映像やYouTubeなどの動画配信の低解像度な映像コンテンツを、より高精細な映像で再現できるというもの。
これは実に興味深い。その実力を確かめるべく、早速テスト機をお借りして自宅でテストしてみた。果たしてその結果はいかに!?