レンタルサーバー事業を展開するファーストサーバ(岡田良介社長)は、レンタルサーバーサービスに標準搭載の「ブラウザメール」をバージョンアップし、RIA採用によって操作性を大幅に向上させた「ブラウザメール PLUS」を開始した。対象ユーザーは、同社レンタルサーバーユーザー。
近年、電子メールによる重要な企業データの流出が多発しているなか、電子メールのセキュリティ対策の重要性が高まっている。そうしたなか、メールデータを個人端末に残さず、支店や自宅の異なる場所の端末でも同一の操作性で使用可能なブラウザメールの利用が拡大していた。企業では、ソフトウエアのセキュリティ対策が一元的かつスピーディに実施可能なうえ、情報管理コストの解消・削減にもなるメリットがある。
同社では、当初メールソフトが無い環境で使用する補助的な役目で提供していたが、ネットワーク上でソフトウエアを提供する「SaaS型サービス」と位置付け、日常的な利用を想定したメールサービスへと変更した。
主な特徴は、(1)業界に先駆けてRIA採用、インストールタイプのメールソフトと同等の操作性を実現、(2)フォルダ、リスト、メール本文、を同時に表示する「3ペインレイアウト」を実装、(3)メールのフォルダ間移動、メール宛先追加等がドラッグ&ドロップによって操作可能――など。