アスキー総合研究所は、「デジタルビデオカメラ ユーザー満足度調査」を実施し、その結果を発表した。今回、パナソニック、ソニー、キヤノン、三洋電機、日本ビクターの5メーカーを調査。パナソニックの「愛情サイズ」ビデオカメラが総合満足度でトップだった。
がっかり感が少ないパナソニックのビデオカメラ
パナソニックのビデオカメラは、画質や手ぶれ補正の精度がトップで、録画時間の長さは2位。デザインについても気に入ったユーザーが多いようだ。ホールド性やレンズの広角性能で満足度が低いが、全体的に購入後の満足度の下落が小さく、「がっかり感」が少ないことが満足度1位の結果につながったようだ。
持ち歩きが基本の「Xacti」
総合2位の三洋電機「Xacti」は、操作性とPC、ウェブ連動の項目でトップだったが、特に本体の大きさ、軽さがかなりの高評価だった。このため、日常的に持ち運んで使うユーザーが多いようだ。一方でホールド性や画質――特にレンズの広角性能や手ぶれ補正の精度――などについて、やや満足度が低いという結果となった。
デザインが素敵な「ハンディカム」
総合3位のソニー「ハンディカム」は、メーカーやブランドの知名度の高さやに満足しているユーザーが多く、またデザインについても高評価だった。性能に関しては、液晶モニターのサイズ、見やすさの満足度が高く、画質もパナソニックに次いで2位と高評価。一方で、バッテリー駆動時間や録画時間の長さ(メモリー容量)の満足度はあまり高くないようだ。
レンズ周りはピカイチの「iVIS」
総合4位のキヤノン「iVIS」は、AFの精度や速度、レンズの広角性能などのレンズ周りの満足度でトップ評価だった。本体の大きさや重さ、ホールド性、操作性の良さ、自動手ぶれ補正の精度なども購入前の期待感と購入後で大きな変化がなく安定している。ただし、ブランドイメージとバッテリー駆動時間については満足度が低いようだ。
録画時間の長さで満足「Everio」
総合5位の日本ビクター「Everio」は、HDD内蔵モデルが主流ということもあり、録画時間の長さがトップの満足度だった。また、記録光学ズームの倍率、PCやウェブとの連携といった項目で満足度が高い。レンズの広角性能や手ぶれ補正の精度、バッテリー駆動時間ではあまり満足度が高くなかった。