これまで薄型テレビは画質や機能性、薄型化を前面に押し出したものが多かったが、今年は省電力、つまりエコをアピールする機種も多く登場しそうだ。
パナソニックが発表した本年初の薄型テレビ「ビエラ」もエコを押し出した製品。しかし従来のようにテレビ自体の省電力を訴求した製品ではない。各種AV機器との連携機能である「ビエラにリンク」に自動節電機能を実装したのだ。
具体的には、ビエラ視聴時に使用していない機器の電源を自動でオフにする「こまめにオフ」機能や、同じくBD/DVDレコーダー「DIGA」を待機モードにする「ECOスタンバイ」機能となる。
新機種は、カラバリと新デザインが特徴の小型液晶テレビ「C1」シリーズと、リビング向けスタンダードモデル「X1」シリーズ。
C1は20V型ワイドと17V型ワイドの液晶テレビで、予想実売価格はそれぞれ7万5000円前後、6万5000円前後。地上デジタルチューナーに加え、地上アナログチューナーも搭載した。なおBS/CSデジタル放送は非対応。
X1シリーズは37V型以上がプラズマテレビ、32型以下が液晶テレビという構成。プラズマは42V型ワイドと37V型ワイドを用意。予想実売価格はそれぞれ21万円前後、18万円前後となる。
液晶は32V型ワイド、26V型ワイド、20V型ワイド、17V型ワイドの4機種で、予想実売価格は13万円前後、11万円前後、8万5000円前後、7万5000円前後だ。
特に32V型以下のモデルでは「アクトビラビデオ・フル」に対応するほか、SDメモリーカードに保存された動画再生も可能になった。