ファイルメーカーは6日、データベースソフト「FileMaker」シリーズの最新版となるバージョン10を発売した。機能が異なるPro版/Server版をともに2製品、合計4製品を用意する。ラインアップと価格は以下の通り。
FileMaker Pro 10/同Advancedの新要素で最も大きいのは、インターフェースが一新された点。ウィンドウ上部にはウェブブラウザーのツールバーのような「ステータスツールバー」を採用し、以前のバージョンではメニューから選ぶ必要のあった機能を手早く選択できるようになった。同社は「この10年間で最もドラマチックなデザイン上の変化がもたらされた」とコメントしている。
このほか検索条件を保存しておき、必要なときに手早くデータベースを探せる「保存済み検索」機能、ユーザーの操作や時間制限でスクリプトを起動する「スクリプトトリガ」機能などが追加された。
FileMaker Server 10/同Advancedの新機能としては、管理者がサーバーベースのスクリプトを使い、レコードをインポート/エクスポートできるようになった。また、データベースを元にウェブサイトを作成する「PHP Site Assistant」には、iPhone用のものを1種類含む10種類のレイアウトスタイル(テーマ)を追加し、より要求にあったデザインを選べる。
各製品の機能比較はこちらのPDFを参照。なお、メーカーのウェブサイトから体験版を無償でダウンロード可能だ。