「3Dだ」、「オンラインだ」と複雑化が進む昨今のゲーム業界。もっと基本に立ち返ったゲームがやりたいという人も少なくないと思われる。そんなわけで今回は、どこか懐かしささえ感じるニンテンドーDS向けのRPG「ノスタルジオの風」を紹介しよう。
ノスタルジオの風は、11月6日にテクモより発売された冒険物のRPG。プロデューサーをTeam TACHYON(チームタキオン)の菊地啓介氏が務め、レッド・エンタテインメントとのタッグで製作されている。なお、キャラクターデザインは天外魔境シリーズの辻野芳輝氏、登場するモンスターデザインは雨宮慶太氏が務めている。このあたりも懐かしさを感じさせる一因であろう。
実際のゲーム内容についてだが、舞台は19世紀末の地球。飛空船に乗って実在する世界各地を飛び回り、世界の遺跡などを攻略しながら冒険していく、という流れだ。フィールドでは飛空船を使った敵とのバトルが、遺跡内などではキャラクター達がバトルを繰り広げる。
飛空船でのバトルでは、船の先に装着するブレードや砲撃を行なうキャノン、シールドなどをカスタマイズして強化し、敵飛空船やモンスターと戦う。キャラクターでのバトルでは、バトルで貯めたポイントを使用して得意技(スキル)を成長させ、キャラクターをそれぞれの戦闘スタイルに育てあげることができる。こういったカスタマイズ性の高さもウリだ。
余談になるが、実在の世界を再現したマップは実際の都市の位置、名前を覚えるのにも役に立つ。RPGの入門編として、ゲームに興味を持ち始めたお子さん用にと、お父さんにもオススメしたい。
メインストーリーだけでも30時間以上を見込んでいる本作だが、それだけでなく、サブクエストやレアアイテム集め、交易などやり込み要素もふんだんに盛り込まれている。安心してプレイできるRPGとして年末商戦が本格化する前に手にとってみてはいかが?
(C)2008 TECMO,LTD / RED
ASCII.jpの最新情報を購読しよう