セイコーエプソンは5日、A3カラー対応のオフィス向け複合機「LP-M5000」シリーズを11月下旬から発売すると発表した。価格は29万9800円から。
A3カラーに対応したうえ、コピー/スキャナ/プリンタという基本構成で30万円を切る価格を実現したのが特徴。A4用紙の最大印刷速度は、モノクロが毎分35.8枚、カラーは毎分8枚。解像度はスキャン時が最大600×600dpi、印刷時が600×600dpi。
スキャンした紙文書をPDFファイルに変換し、パソコンやファイルサーバーに保存したり、直接メールで送信できる。また、PCを使わなくても、前面のUSB端子に差したUSBメモリーに書き込むことも可能だ。
印刷時に透かし印刷パターンを一緒に印刷する「透かし印刷」や、印刷時にパスワード入力を求める「パスワード印刷」機能を搭載するなど、セキュリティー機能も充実している。
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同時に、A3対応のモノクロページプリンター「LP-S4200」シリーズも発表した。発売は12月上旬で、価格は21万9800円から。印刷速度は、A4モノクロで毎分44枚。印刷解像度は1200×1200dpi。
プリンタドライバーを介さずに、PDFファイルをデスクトップ上のアイコンにドラッグ&ドロップするだけでプリントできる「ダイレクトプリント」機能を備えている。割付印刷や両面印刷に標準で対応するほか、長尺印刷も可能だ。
両面印刷や長尺印刷機能を持たない「LP-S3500」シリーズも用意し、用途によってモデルを選べる。LP-S3500の発売は11月下旬で、価格は13万9800円から。