「安くて軽いノートが欲しい。でも、Netbook/UMPCだと解像度の低さがネック……」。最近のNetbookの解像度は1024×600ドットが主流。一昔前の800×480ドットに比べて、横の解像度はかなり向上したが、縦の解像度はまだ足りない。ウェブ閲覧時に、縦に頻繁にスクロールするのが面倒だと感じる人も多いだろう。
そんな人にオススメなのがデルの「Inspiron Mini 12」。Netbookと一般的なモバイルノートの中間に位置するという、今までにないコンセプトのマシンだ。
CPUはNetbook/UMPCでおなじみのAtom Zだが、液晶ディスプレーは一般のモバイルノートと同等の12.1型ワイドを搭載する。解像度は1280×800ドットで、ほとんどの作業をストレスなくこなせる。重量は1.24kgとかなり軽量で、予想実売価格は8万9800円から。
安価なAtomノートではあるが、国産ノートだと、このディスプレーサイズ・重量のものを買おうと思えば、15万円くらいの出費を強いられることを考えると、値ごろ感がある。
ただし気になるのが、パフォーマンス。OSがWindows Vistaで、メモリーが1GBしかないのだ(増設不可)。今回、評価用に下記表のモデル2を用意した。ベンチマークでその実力に迫ってみる。
Inspiron Mini 12の主なスペック | |||
---|---|---|---|
モデル名 | Inspiron Mini 12 モデル1 |
Inspiron Mini 12 モデル2 |
|
価格 | 8万9980円前後 (予想実売価格) |
9万9980円前後 (予想実売価格) |
|
ディスプレー | 12.1型ワイド(1280×800ドット) | ||
CPU | Atom Z520(1.33GHz) | Atom Z530(1.60GHz) | |
メモリー | 1GB | ||
ストレージ | 60GB HDD(1.8インチ、4200回転) | 80GB HDD(1.8インチ、4200回転) | |
光学ドライブ | なし | ||
ウェブカメラ | 130万画素 | ||
無線LAN | IEEE 802.11b/g | ||
Bluetooth | Bluetooth 2.1+EDR | ||
インターフェース | 5in1カードリーダー、USB 2.0×3、アナログRGB出力 | ||
バッテリー寿命 | 公称3時間32分(3セル) | ||
サイズ(W×D×H) | 299×229×27.6mm (最薄部23.3mm) |
||
重量 | 1.24kg | ||
OS | Windows Vista Home Basic SP1 |