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安価で快適・好立地 今オススメのマンション選びはコレ!

リノベーションが実現する快適生活

2008年10月24日 12時00分更新

文● 渋谷康人 写真●猪股 良

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物件だけでなく、リノベーションを行う業者も 探す必要がある

 ただメリットが多いぶん、リノベーションは、新築マンションの購入よりも手間と時間がかかることも事実だ。新築なら物件だけでいいが、リノベーションする場合は、ベースとなる中古マンション物件と、リノベーションを行う業者の2つを探す必要がある。

 このときに重要なのは、リノベーションにふさわしい高品質の中古マンションを選ぶことと、信頼できるリノベーション業者を選ぶことだ。

 「中古マンションの品質を見分ける一つの目安は、耐震基準です。具体的には、'81年6月1日以降に建築確認が下りたものは現在と同じ基準で建てられています。ただし、それ以前の物件でもしっかりしたものは数多くあります」。

 東京・目黒区で中古マンションや一戸建てのリノベーションの設計業務を手掛ける「フィールドガレージ」代表の原直樹氏はこうアドバイスする。

 「もう一点大切なのは、そのマンションが『どう使われてきたか』です。管理や大規模修繕がきちんとされてきたかどうかで、特に築年数の長い物件は差が出ます。簡単なチェック方法としては、ゴミ置き場や駐輪場などの共有部分がキレイに管理されているか確認することですね」。

 物件を探すときにはあらかじめリノベーション業者を決めておき、協力してもらうといいと原氏は言う。

 「不動産業者はいい情報しか教えてくれないし、外観以上のことは私たちのような住宅の専門家でなければ判断は難しい。そのため、気になる物件が見つかったらリノベーションの設計担当者に同行してもらい、見てもらうのがいいでしょう。焦る必要はありませんが、いい物件は動きも早いので決断力も大切です。そのためにもアドバイスを受けたほうがいいと思います」。

 最近では、リノベーション物件を専門に販売している業者も増えてきた。自分で物件を探したり、デザインを考えるのが大変だという人は、完成物件を選ぶという手もある。

<<まとめ>> リノベーションがなぜ有利なのか?

1. 非常に安価に購入できる
2. 自由にデザインできる
3. 利便性の高い物件を探せる
4. 物件の状態を把握して安心して暮らせる
5. リノベーション後の物件は転用しやすい

本記事は月刊ビジネスアスキー 2008年12月号 特集2から抜粋・再編集したものです。

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