Googleマップで会話する「Chamap」が最優秀賞に
今年最高のマッシュアップサイトはどれだ?――WebサービスAPIを使った優れたWebサイト/アプリケーションを表彰するコンテスト「Mashup Awards 4」(主催:リクルート、サン・マイクロシステムズ)が10月19日、決定した。
前回を上回る応募総数259作品もの中から見事グランプリとなる最優秀賞(賞金100万円)を射止めたのは、福井県在住のフリーエンジニア、Kentaroこと山 健太郎氏の「Chamap(チャマップ)」だ。
Chamapは、「Googleマップ」とチャット機能を組み合わせたオンラインサービス。地図上に並ぶユーザーのアイコンを介して会話を楽しめる。メッセージを入力するとアイコンの上に吹き出しが表示されて音声を読み上げてくれたり、ホットペッパーや楽天トラベルなどから呼び出した地図上のお店の情報に対してコメントをつけて共有もできる。ゲーム感覚で遊べる、楽しいコミュニケーションサービスだ。
最優秀賞を受賞した理由は、サービスとしての完成度と独特のUI。審査員を代表してサン・マイクロシステムズの新規ビジネステクノロジ・マーケット&コミュニティ開発統括部長の藤井彰人氏は「まるでゲームみたいなユーザー・インターフェイス。これは日本が得意とするところではないか。プラットフォームのサービスとして今後の発展に期待している」と評した。
普段は地元・福井でホームページの制作などを請け負っているKentaroさん。chamapの開発はデザインも含めて一人でこなしたという。「1カ月半ぐらいかけて開発したが、その間、一日平均4時間ぐらいしか寝れなかった。ほかの業務の合間を縫っての開発で、非常に苦労したものなので受賞は本当にうれしい」と笑顔で語った。