HDビデオカメラユーザーに便利なLシリーズの改良点
フルハイビジョンビデオカメラを所有している筆者にとって、一番気になる機種が「BDZ-L」シリーズだ。
従来のLシリーズはカメラとUSBケーブルで直接接続し、本体前面の「ワンタッチダビングボタン」を押すだけでビデオの取り込みができた。さらに新しいLシリーズには待望のメモリーカードスロットが搭載されたのだ。
なぜ待望かというと、ビデオカメラによってはUSB接続時に「ACアダプターを接続してください」などと要求する機種があり、いちいちバッテリーを外してACアダプターに付け替える手間が発生していた。
メモリーカードスロットを搭載したことで、カメラからメモリーカードを抜いてBDZのスロットに差すだけでビデオの取り込みが可能になったのだ。
(メモリーカードからの)取り込みに対応する記録方式はAVCHD。カードはメモリースティックとSDHCカード(コンパクトフラッシュのスロットもあるが、これは静止画オンリー)。外部メモリーを記録媒体とするほとんどのビデオカメラはどちらか(というか、ソニー以外はSDHCカード)なので、メディアが差らないことはない。
ハンディカム以外のビデオカメラで撮影した映像をBDZに取り込めるかは、必ずしも「全部大丈夫」とは言えない。
少なくとも、パナソニックのハイビジョンビデオカメラ「HDC-SD7」で記録したSDHCカードの映像は問題なく取り込めた。カメラがハンディカムでなくても大丈夫そうだ。
なお、記録方式がAVCHDではない場合は取り込むことができない。