教育系ポッドキャストなどの事業を展開するキャスタリア(株)は3日、Apple Store銀座店にて同社のポッドキャスト番組「ムラサワ・レター - castalia」の公開収録を実施した。収録に先立って、ポッドキャストにメモを加えることができる学習ツール「fusen」と、ポッドキャストレーベル「TALK SHOW」に関する発表があったので、ここではその模様をお伝えしよう。
「fusen」は、キャスタリアの提供する、音声・動画の両ポッドキャストコンテンツに「ふせん」を張るツール。このふせんは、再生を開始する位置の目印となったり、番組の内容についてメモを記すことも可能。また、ほかのユーザーとふせんを共有可能で、記入した内容を対象にして検索もできる。教育コンテンツでの利用が想定されており、サービス提供者にとってはより親切なサポートを、ユーザーにとってはよりよい学習環境を提供できるオンライン学習の特等席だという。
この機能は、キャスタリアのポッドキャストポータルサイト「castalia.jp」内で提供されている。
また、新たな展開として同サイトに慶應義塾オープンコースウェア(Keio OCW)の専用ページ「慶應義塾 OCW チャンネル」が開設された。往年の名講義シリーズなど公開中の全講義で「fusen」が利用できるため、自由にふせんをはさみ、コメントを記入できる。
ほかにも、米マイクロソフト社のMac用ソフト「Office 2008 for Mac」とのコラボレーションとして、同ソフトの最新機能がひと目でわかるビデオポッドキャスト「Office 2008 for Mac ビデオガイド」でも「fusen」が利用できるようになっている。
「fusen」は、直感的な操作が可能なインターフェースなので教育にとどまらず、目的や用途にあわせて幅広い活用ができそうだ。
なお、当日の主役は「ムラサワ・レター - castalia」の公開収録。これは「castalia.jp」の提供するポッドキャストレーベル「TALK SHOW」の人気番組のひとつだ。 今回のテーマは「サスティナビリティから見た洞爺湖サミット」。 は、ポッドキャストのランキングで上位にランクインする優良コンテンツが揃っている。
これから順次公開予定なので、ぜひチェックしてほしい。