Leopardがより賢くなる定番日本語入力ソフト
【SPEC】 開発/販売元●(株)ジャストシステム 価格●1万2800円(通常版)、9000円(ダウンロード版) http://www.justsystems.com/jp/ 対応システム●OS X 10.3.9以上(Leopard対応) 対応機種●PowerPC G3以上、またはインテルCPUを搭載したMac |
【COMMENT】
ATOK 2007で完成の域に達したと思っていたが、さらなる進化を果たした。日本語入力ソフトの頂点を極め、進化し続ける唯一の製品といえる。
定番の日本語入力ソフト「ATOK」がさらに進化した。
今回のアップデートでは、ATOK 2007で備えた各機能を踏襲しつつ、変換エンジンである「ATOKハイブリッドコア」が強化された。一般的な用語に加え、話し言葉の変換精度も向上している。辞書については、最新のPC/ITや環境問題、エコ関連用語などが追加されており、語彙力の強化が図られた。
また入力支援機能では、あとに続く文節を連動して変換する「次候補連動変換」や、確定前の状態に戻せる「確定アンドゥ」機能を装備。さらに、校正支援では間違いやすいカタカナ語の指摘が強化された。この機能は用途に応じて切り替えられる。
Leopardへの対応については、64ビットアプリケーションでの入力のほか、「ATOK」パレットを同OSにマッチしたアピアランスに変更できる。しかも辞書情報のクイックルック表示が可能となった。
そのほか、インターネットの情報をATOKで利用するための拡張ツール「ATOKダイレクト」機能が加えられた。同社のウェブサイト「atok.com」でプラグインとしてダウンロード提供され、これを適用することで入力した言葉に関連する変換/検索が可能だ。
ATOK 2008は、パーソナルユースからオフィスユース、プロのライターの原稿執筆など、あらゆるシーンで威力を発揮する日本語入力ソフトといえる。
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