起動にかかる時間を4分の1に短縮!
劇的に進化したことは、起動時間をはじめとするパフォーマンスの向上だ。インストール時はライセンス認証で少々待たされるが、通常は約3秒、二度目以降は約1秒以内に起動する。
検証にはメモリー容量2GBを搭載したMacBook Pro 2.2GHzを使用。システムの起動直後、最初にソフトが起動完了するまでの時間は、前バージョンに比べて4倍程度速くなっており、大幅に速度が向上している。PDFの作成は40MBのPostScriptファイルを「Acrobat Distiller」で変換した。このような作業も動作が改善されている
また、注釈の追加などでテキストの入力状態にする際の動作も改善された。以前はレインボーカーソルが現れて待たされるばかりか、最悪そのままクラッシュする場合もあったので、やっと必要な底上げがされたという印象だ。ただし、複数のオブジェクトを選択して移動する場合などでは、まだ動作が緩慢になることもある。パフォーマンス改善は目に見えない地味な強化ではあるものの、ユーザーが強く求めているもの。今後もこの点の強化はぜひ継続してほしい。
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