弥生が「弥生ワークス」の発売を延期、ASP再参入の時期は未定に
弥生は、昨年10月23日に発表したASPサービス「弥生ワークス」の発売を当面、見合わせると発表した。販売開始日は未定という。
当面はパッケージソフトの強化と拡販に集中
「弥生ワークス」は、中小企業向けに機能を絞り込んだASP型のSFA(営業支援)ツール。昨年10月23日に発表し、当初は12月10日の発売を目指していた(関連記事)。だが、12月3日には同社のWebサイトで1月後半への発売延期を告知。今回、再度延期することが決まった。販売開始日は現時点で未定で、同社では「決定次第改めてお知らせする」としている。
弥生は過去にもASPサービスを提供していたが撤退している。そのため、弥生ワークスは同社にとってASPビジネスへの再参入となることもあり、サービス開始が注目されていた。同社では、発売延期の理由を「事業戦略を全面的に見直してきた結果」と説明する。当面は、ラインナップが揃った中堅企業向けのLAN対応版を含むパッケージ製品の機能強化と拡販、ユーザー向けサービスの拡充に注力するという。
リリース文の中で同社は、「業務ソフトのSaaS/ASPによる提供について引き続き検討してまいります」とのコメントを発表している。