ホワイトバランスの調整や、セピア/モノクロ表現も可能
iMovie HDは、ユニークで遊び心あふれたビデオエフェクトを搭載していたが、コンセプトが一新されたiMovie '08ではビデオエフェクトのほとんどが廃止され、わずかに「ビデオ調整」という色補正(カラーコレクション)機能が搭載されるのみ。そのぶん、従来のものに比べて強力で、使い甲斐のあるものになっている。
基本的な機能やインターフェースはiPhotoの調整機能と同様のため、iPhotoに慣れた人なら戸惑わずに調整できるはずだ。異なる点としては、ホワイトバランスの調整が全方向に色をシフト可能な「カラーホイール」形式になっていること。とはいえ、マウスカーソルで本来白であるべき部分をクリックするだけで、自動調整してくれる。その際、白い部分よりややグレーな部分を選んだほうが一般的にいい結果が得られる。ただし、自動補正では明るさは変えてくれないので、アンダー気味の映像は暗い感じが残る。一度自動調整してから仕上げに微調整をかけよう。
また、RGB各色のゲインを大胆に調整すれば、セピアトーンやブルートーンも比較的容易に作り出すことができる。タイトルバックなどで使うと効果的だ。
(MacPeople 2008年2月号より転載)
この連載の記事
-
最終回
iPhone/Mac
GarageBand '08【活用編】ループ作成の秘密 -
第24回
iPhone/Mac
GarageBand '08【編集編】オートメーションの秘密 -
第23回
iPhone/Mac
GarageBand '08【録音編】マルチテイクの秘密 -
第22回
iPhone/Mac
iDVD '08【画質編】エンコードの秘密 -
第21回
iPhone/Mac
iDVD '08【DVD作成編】オート機能の秘密 -
第20回
iPhone/Mac
iDVD '08【連携編】ワークフローの秘密 -
第19回
iPhone/Mac
iMovie '08【共有編】Final Cut XMLの秘密 -
第18回
iPhone/Mac
iMovie '08【共有編】ウェブギャラリーの秘密 -
第17回
iPhone/Mac
iMovie '08【共有編】共有メニューの秘密 -
第16回
iPhone/Mac
iMovie '08【編集編】写真合成の秘密 - この連載の一覧へ