ファイル形式を絞り込み、速度と復旧率の高さを両立
【SPEC】 開発●米サブローザソフトドットコム社 販売元●(株)フロントライン 価格●1万1340円(パッケージ版)、7980円(ダウンロード版)、4410円(バージョン5からのアップグレード版)、5980円(同4からのアップグレード版) http://www.fli.co.jp/ 対応システム●OS X 10.3.9以上(Leopard対応) 対応マシン●PowerPC、またはインテルCPUを搭載したMac |
【COMMENT】
特定形式のファイルを復旧することで時間を短縮できるので、復旧後の検索が簡単。ただし、上級者モード以外の機能は競合ソフトに対するメリットを感じない。
「ファイルサルベージ 6」は、消去したファイルや、ディスクエラーなどで読み取れないファイルを復旧するソフトだ。
復旧方法は、主にゴミ箱を空にして消してしまったファイルを復旧させる「復元」と、マウントはできないがマシンから見えるデバイスのデータを復旧する「救出」、ファイル形式を選んで復旧する「上級者」の3種類。
いずれの場合も、復旧したデータの保存先に別のディスクを指定しておけば、復旧したデータで復旧前のデータを上書きせずに、より確実にデータの復元が可能だ。
外付けハードディスクがない場合は、USBメモリーなどの外部デバイスを保存先にすればいい。
新機能は、同ソフトが対応していないファイル形式をユーザーが任意に追加できる「カスタムファイルタイプ機能」と、メールなどに埋め込まれたファイルを復旧する「エンベッドファイルの復旧機能」、PowerPC/インテルMacの双方で起動できる「起動DVD機能」の3つ。なお、起動システムは、Mac OS X 10.4.9であるため、LeopardがプリインストールされたMacでは、この機能を使えない。
LeopardでTime Machineが登場したことにより、従来に比べてデータの復旧は簡単になった。しかし、バックアップ用のハードディスクそのものがトラブルにあったときには、何の対処もできない。そんなトラブルでも、本ソフトなら短時間で目的のファイルを復旧できる。Time Machineを利用している人にも、データ復旧の最終手段としてお勧めしたいソフトだ。
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