週末見るコンテンツはコレ★ 第18回
【週末見るコンテンツはコレ★】
忘年会は無礼講より「チェケラッチョ」――「デス・オブ・ア・ダイナスティ」などヒップホップ映画3作品
2007年11月30日 19時33分更新
ヒップホップというと、ダブダブの服を着た人たちが、「YO!」とか「チェケラッチョ」とか言ってるイメージ。大人としては目を背けがちなジャンルではありますが、若い女の子は往々にしてワルそな男を好むもの。ということで、今回は、ドキュメンタリー風フィクション映画(=モキュメンタリー)「デス・オブ・ア・ダイナスティ/HIP HOPは死なないぜ!」、アンダーグラウンドだったヒップホップ・カルチャーを世間に知らしめた「WILD STYLE」、ブレイクダンス、ラップ、DJ、グラフィティが盛りだくさんの「ビート・ストリート」の、ヒップホップを語るには欠かせない映画3作品を紹介する。忘年会、新年会と飲ミニュケーションの機会が増えるこの季節。ヒップホップ通を気取って若者の尊敬を勝ち取ろうではありませんか!
リアルとフェイクが入り乱れる!
超豪華アーティストのオンパレード!!
「デス・オブ・ア・ダイナスティ/HIP HOPは死なないぜ!」
「デス・オブ・ア・ダイナスティ/HIP HOPは死なないぜ!」
DVD
価格:3990円
発売/販売元:アップリンク
発売日:2007年11月30日(発売中)
http://www.uplink.co.jp/
1本目は「デス・オブ・ア・ダイナスティ/HIP HOPは死なないぜ」。サブタイトルがうすら寒い気がするのは筆者のセンスが悪いから、だと思いたい。
本作で覚えておきたいのは「ロッカフェラ・レコード」「ジェイ・Z」「デイモン・ダッシュ」の3つのキーワード。デイモン・ダッシュは本作の監督にしてロッカフェラ・レコードを設立した、ヒップホップ界きってのビジネスマン。ジェイ・Zはロッカフェラ・レコードに所属する超有名ラッパー。
内容はロッカフェラ・レコードをめぐるペテン騒動をコミカルに描いたもの。ヒップホップ界の「スティング」といった趣の作品だ。
とはいえ、ヒップホップを知らない人が観ても面白くも何ともない。逆に言うと本作を面白いと感じられる人は相当のヒップホップ通。登場するラッパーを覚えて、会話の中に取り入れられるようになったら相当なもの。「“デス・オブ・ア・ダイナスティ”観た?」から始まり、「ドクター・ドレがさぁ」とか「フレイバーがさぁ」とか言った日にはもう、ヒップホップ好きの若者からの株が上がりまくりんぐですよ(多分)。今のうちにチェックして、しっかり予習しておきましょう。
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