アップルジャパン(株)は16日、Mac OS Xのメジャーアップデート「Mac OS X Leopard」(Mac OS X 10.5)を10月26日午後6時より発売すると発表した。価格はシングルユーザーライセンス版が1万4800円、同一住居内に住む5人ぶんのユーザーライセンスを含むファミリーパック版が2万2800円。
64ビットOSである「Mac OS X Leopard」は、前バージョンにあたるMac OS X 10.4(Tiger)が'05年4月29日に発売されて以来、実に2年半ぶりのメジャーアップデートだ。実に300以上の新機能が搭載されており、Macの顔とも呼べるFinderのデザインも一新。アプリケーションを開かなくても汎用ファイルの内容を確認できる「Quick Look(クイックルック)」や仮想デスクトップ「Spaces(スペーシズ)」、ハードディスクの内容を過去に向かってブラウズできる履歴付きバックアップ機能「Time Machine(タイムマシン)」などを新たに搭載している。
Finderにはアイコン/リスト/カラム表示に加えて、iTunesやiPodでおなじみのCover Flow表示を搭載。共有機能面では、Mac間での画面共有/操作のリモートコントロールが簡単に実現できるほか、.Macメンバーは「どこでもMy Mac」機能を使ってインターネット経由で遠隔地にあるMacのボリュームをブラウズできる。また、Boot CampやSafari 3の完成版が搭載されるとともに、ステーショナリデザインやメモ機能、ToDo機能を備えたMail、表現力を増してPhoto Booth効果も使えるiChatなど付属ソフトも軒並みアップデート。日本のユーザーには、「大辞泉」「プログレッシブ英和中辞典」「プログレッシブ和英中辞典」「使い方の分かる類語例解辞典」といった拡張辞書ソフトを搭載した点もありがたい。
オンラインのアップルストアでは16日より予約の受付を開始しており、発売当日である26日に届くとうたっている。