夏真っ盛りな今日この頃。海、山、川、プールなどに、遊びに出かけることが多くなる季節だが、今やそんなアウトドアシーンで活躍してくれるデジモノが数多く登場している(参考記事)。今回は、そんな便利なアイテムの中から、防水付きSDムービーカメラ『アクションカム ATC2K』を紹介しよう。
水深3mでも動画が撮れる!
ATC2Kはもともと米Oregon Scientific社が米国で開発/販売していた製品で、この8月にようやく日本でも加賀ハイテック(株)と(株)アイディティジャパンが発売することになった。その特徴を簡単にまとめると、以下の3点になる。
- セットで2万円以下という低価格
- 水深3m程度の耐水性能
- 付属のアタッチメントによりさまざまな場所に固定できる
要するに乗り物やヘルメット、自分の身体などにカメラをくくりつけて、さまざまなアクションシーンをムービーで撮ってしまおうという製品だ。この手のカメラというと価格が高くなる傾向にあるため、普通の人はなかなか手を出しにくいが、ATC2Kはメーカー直販サイトで1万8900円という低価格なのも大きな魅力といえる。
動画の録画形式はAVI (モーションJPEG+WMA)で、動画の解像度は640×480/320×240/260×120ドットの3種類、フレームレートは毎秒30/15フレームの2種類から選べる。電源は2本の単3形アルカリ/リチウム乾電池。動作時間は、アルカリ電池使用時の実測で7時間という。
本体には32MBのメモリーを内蔵し、2GBまでのSDメモリーカードを扱える(SDHCには非対応)。下記に2GBの場合の録画時間をまとめてみた(音声オン/オフでもデータ容量は変わるが、今回はオンの状態で計測した)。
解像度 | フレームレート | 録画時間 |
---|---|---|
640×480ドット | 30 | 1時間 |
15 | 1時間29分 | |
320×240ドット | 30 | 1時間46分 |
15 | 3時間34分 | |
160×120ドット | 30 | 5時間33分 |
15 | 12時間22分 |
特にフレームレートを変えることにより、録画時間を相当延ばせることが解る。場合にもよるが、個人的には320×240ドットで、15フレーム/秒が一番使い勝手がいいように感じた。
録画したデータは付属のUSBケーブル経由でWindowsマシンやMacにマウントして、パソコン側にコピーできる。対応OSは、Windows Vista/XP/2000、Mac OS X 10.3.8以上。付属のAVケーブルでカメラとテレビなどを直接つなぎ、映像を出力することも可能だ。
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