簡単なメモやイラストはもちろん、Macの操作もすべてペン任せ
【SPEC】 開発元/販売元●(株)ワコム 価格●8980円 http://tablet.wacom.co.jp/ 読取可能範囲●147.6×92.3 mm 筆圧レベル●512レベル読取分解能●0.01mm インターフェース●USB サイズ●20 0×186×10.7mm 重さ●約370g 対応システム●OS X 10.3.9以上 対応機種●Pow erPC G3以上、またはインテルCPUを搭載したMac |
【COMMENT】
Windows Vista向けの機能が多いものの、タブレット初心者ならそれを差し引いても十分な機能が搭載されているのでお買い得感がある。
ペンタブレットは、絵を描くための製品という位置づけで認識されることが多い。その点、「Bamboo」は一般的な操作も直感的にペンで行うというコンセプトで開発されたペンタブレットだ。携帯も考慮した薄型で、高級感のあるブラックボディーに、ボタンが青く光るスタイリッシュなデザイン。タブレットで基本的な操作をするため、タッチホイールとファンクションキーが4つ付いている。タッチホイールは拡大/縮小、スクロールを軽いタッチで実行でき、ファンクションキーとともに機能を割り当てられる。
接続した状態で「システム環境設定」を開くと、タブレットと連動するOS Xの「Ink」が現れる。手描きのメモをテキストやメールの中に挿入可能なソフトで、操作はパッドに絵を描いて「Send」をクリックするだけ。絵の範囲だけが切り抜かれて、文中に挿入あるいは添付される。
ペイントソフトでメモをするには描いた絵を選んでコピーしてから文中にペーストするという作業になるが、Inkならボタンひとつで済むので簡単だ。テキストでは伝わらない表現や、自分で描いたイラストをすぐに張り付けられる。
実際にペンで操作してみると、マウスと同じようにすべて操作できるうえ、少し慣れてしまえば思ってもみないほどの使いやすさを実感できるだろう。タブレット初心者はこの機会にぜひ挑戦してみてほしい。
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