米アップルは現地時間の15日、『Final Cut Pro 6』などを含むプロ向けビデオ制作ソフトの統合パッケージ『Final Cut Studio 2』を5月に発売すると発表した。価格は14万8000円
アップグレード価格は、『Final Cut Studio』の登録ユーザーが5万8000円、Final Cut Pro全バージョンの登録ユーザーが7万8000円となっている。パッケージに含まれるソフトと、主な特徴は以下のとおり。
- 『Final Cut Pro 6』
- プロ向けビデオ編集ソフトの最新版。SD(標準解像度)と同じファイルサイズで非圧縮HDと同じ画質を実現するという“Apple ProRes 422(アップルプロレズ422)”フォーマットを新たにサポート
- 『Motion 3』
- モーショングラフィックソフトの最新版。光の軌跡などを作成するのに便利な“ペイントストローク”ツールを新たに搭載
- 『Soundtrack Pro 2』
- ビデオ制作に適したオーディオ編集ソフトの最新版。同じプロジェクト内で、ステレオも5.1chサラウンドも扱えるようになった。5000種類以上の効果音やBGMが付属する(そのうち1000以上がマルチチャンネル対応)
- 『Color』
- 新たに採用されたカラーグレーディング(色補正)ソフト。SD/HDに加え、2KサイズでDPXかCineon形式のビデオファイル(色空間は4:4:4)にも対応する。2Kサイズでもリアルタムプレビューが可能だ
- 『Compressor 3』
- ビデオ/オーディオ圧縮ツールの最新版。Apple TV用H.264など、新たなエンコード用プリセットが追加された
- 『DVD Studio Pro 4』
- DVDオーサリングソフト。HD DVDのオーサリングにも対応する。
対応OSはMac OS X 10.4.9以上で、動作にはQuickTime 7.1.6以上が必要になる。動作環境は、PowerPC G4-1.25GHz以上/PowerPC G5/Intel Core Duo/Intel XeonのCPU、1GB以上のメモリー、Quartz Extreme対応のグラフィックカード。
アップルジャパン(株)のウェブページ更新に合わせて価格を日本版のものに更新しました(2007年4月16日)