ソニー(株)は9日、ポータブルDVDプレーヤー『DVP-FX850』を5月1日に発売すると発表した。従来モデルより2倍近い解像度の液晶パネルを採用したことにより、高精細な映像表示を実現している。価格はオープンプライスで、予想実売価格は3万5000円前後。
FX850は、前機種に当たる『DVP-FX810』(2006年4月発表)と同じ8インチワイドサイズの液晶パネルをディスプレーとして搭載する。サイズは同じながらも、液晶パネルの解像度がFX810の480×220ドットから、800×480ドットへと大幅に高解像度化されている。この高解像度化により、映画字幕などが鮮明で見やすくなるほか、映像全体の精細感も増すことで美しくなる。
液晶ディスプレー部は左右に180度回転が可能で、DVDプレーヤー部とは反対側に向けることで、より手前にディスプレーを置いて迫力のある映像を楽しむこともできる。
バッテリー駆動時間の長さも特徴で、約6時間の連続再生が可能としている。また、CPRM対応DVD-R/RWの再生にも対応しており、同メディアに記録されたデジタル放送番組を視聴することも可能となっている。
再生可能なメディアはDVD-Video、DVD±R/RW(ビデオモードおよびVRモード)、DVD±R DL、CD/ビデオCD、CD-R/RW(オーディオおよびMP3、JPEG画像)など。DVD-RAMには対応しない。サイズは幅226×奥行き165×高さ32mm。重量は約1045g。製品には本体およびバッテリーのほか、リモコン、ACアダプター、カーバッテリーアダプターなどが同梱される。