13日に秋葉原クロスフィールド内にあるUDXカンファレンス6階 ROOM Fにて、松下ネットワークマーケティング主催の“マイレッツ倶楽部3周年記念パーティー”が開催された。歴代の“Let'snote”シリーズや、発売直前の新モデル“Let'snote R5/T5/W5/Y5”の展示のほか、動作中のPCに水を掛けたり、落下させるなどのデモが行なわれ、来場者を驚かせた。
今回イベントを開催した理由について同社は「ユーザーにいち早く製品をお見せするのはもちろん、ユーザーの声を開発に取り入れ、製品に反映させるためでもある」という。実際に来場者から「キーボードに水をこぼしても大丈夫とはいえ、側面のUSB端子などが剥き出しで不安。コップを倒した場合などは横から水を被るはず。側面のコネクタなどにカバーをつけてもらいたい」という意見があったそうだ。「開発側にいると、“コネクタにカバーをつけなければあと1g重量を軽くできる”などと考えがち。これらの意見は大変参考になる」と、イベントの成果を語った。
注目の耐久デモは3つ行なわれた。1つめは同社製ノートPC“Let'snote”シリーズの新製品「Y5」に水を掛けるというもの。PC動作中にペットボトルの水をこぼしたという設定で、実際にデモンストレーターがペットボトルに入った水を何の躊躇もなくキーボードに掛けていた。あっという間にキーボードが水浸しとなり、PCの底面からは水が地面に流れ落ちていたが、動作に支障はなく、周囲からは「おぉ〜」という感心したような声が漏れていた。
2つめは、堅牢ノートPC“TOUGHBOOK(タフブック)”を約90cmの高さから落下させるテスト。こちらも動作中のPCを床に置いた硬い木の上に落とすという、背筋がゾッとするような実験だ。参加者の1人が胸の高さに持ったPCから手を離すと、ゴツというあまり聞きたくない大きな音がしたが、PCは何事もなかったかのように動作していた。その後、PCから手を離した人が自分の行なった行為に罪悪感を感じたのか、「HDDは大丈夫ですか?」と質問すると、デモンストレーターが力強く「大丈夫です!」と答えたのが印象的だった。
最後に行なわれたのは“耐100kg加圧コンテスト”。これは、参加者が“Let'snote”に圧力をかけて、一番圧力をかけた人が賞品をゲットできるというもの。複数の参加者が1人づつ“Let'snote”を押したり、体重をかけたりした。なかには約90kgもの圧力をかける人も現れたが、“Let'snote”はびくともしなかった。“Let'snote”の新シリーズは環状パイプ構造、ボンネット構造の天板、耐衝撃ハードディスクの採用などで、満員電車の中での振動や衝撃にも耐えられる強さを備えており、PCの上から圧力をかけても約100kgまでは耐えられるという。