日本ビクター(株)は22日、カナルタイプのノイズキャンセリングヘッドホン『HP-NCX77』を2月上旬に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は8000円前後。
『HP-NCX77』は、カナルタイプの密閉インナーイヤータイプのダイナミック型ヘッドホン。ドライバーユニットにはネオジウムマグネットを採用した8.5mm径のものを搭載する。左右のイヤホン部に設けられたマイクで外部からの騒音を拾い、逆位相の音を発生させて騒音を低減する仕組みを採用しており、周囲の騒音を最大で約1/5(雑音抑圧量120Hzで14dB以上)に低減できるという。デジタルオーディオプレーヤーと接続せずに、ノイズキャンセリング機能のみを使用することもできる。入力をスイッチで一時的に切って、ヘッドホンを装着したまま乗り物内でのアナウンスなどを聞き取りやすくする“モニター機能”や、コントロールユニット側でボリューム調整が行なえるダイヤル式の“ボリュームコントロール機能”も搭載されている。
再生周波数帯域は8Hz〜24kHz。インピーダンスは、電源オン時で32Ω、電源オフ時で34Ω。音圧感度は電源オン時で90dB/mW、電源オフ時で91dB/mW。最大許容入力は200mW(IEC規格)。電源は単4形乾電池×1本で、アルカリ乾電池で約70時間の利用が可能。電源をオフにすれば通常のヘッドホンとしても利用できる。イヤホンとユニット部を合わせた長さは0.8mで、デジタルオーディオプレーヤーなどに使用する接続用ケーブルの長さは0.7m。重量は48g(電池含む)。収納ポーチ、単4形乾電池(動作確認用)、航空機用プラグアダプター、シリコン製のイヤーピース(S/M/Lサイズ×2)、低反発イヤーピース×2が付属する。