• Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

イベントレポート

注目の特集

アクセスランキング

週刊アスキー最新号

  • 週刊アスキー特別編集 週アス2024June

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

MITテクノロジーレビュー

2万3000円弱と比較的お手頃価格! 見やすくて使いやすい独自ソフトウェアにも注目!

エレコムのゲーミングキーボードはコスパ優秀 ラピッドトリガー対応で2万3000円は安い

2023年11月08日 19時00分更新

文● Okano 編集●八尋/ASCII

個人的オススメポイント2:キーキャップの滑り止めがフィット感抜群

キーに滑り止めの“かえし”が付いている

 これは過去に発売されたモデルでも同様だが、キーキャップの上部には指のひっかかるような“かえし”が設けられている。これがキーキャップのがたつきの少なさも相まって指先の密着度を上げているように感じる。

 基本的にFPSプレイ時はWASDキーに指を置いておくことが多いため、しっかりとフィットするのはとてもうれしい。表面はマットな仕上げになっていて、手汗をかいても指が滑りにくいのはありがたい(その分白い色は汚れが目立つが)。

 また、Z~Mまでのキーキャップにはキーの上部だけでなく左側にかえしがついている。親指で押すためのものと思われる。細かいこだわりが感じられるだろう。ただし、高さ調節は1段階のみとなっている。

高さ調節は1段階のみ

個人的オススメポイント3:専用ソフトが最高に使いやすい

 ゲーミングデバイス導入のワクワクとは裏腹に、専用ソフトウェアの導入は面倒な印象がある。その中でもELECOM GAMING Tool(EG Tool)はトップクラスに使いやすい。煩わしい会員登録なども求められず動作も軽量で、まさにEZだ。

ELECOM GAMING Tool

 基本的にキーON/OFF感度の設定(これは全体に適用させることもできるし、1つ1つのキーで設定もできる)がメインに置かれていて、キーには2段階アクションも割り当てることができる。これはキーを押し込む段階によって2つめのキーを割り当てられるというものだ。例えばキーを半押しした状態で歩き、しっかり押し込んでダッシュなどがよくアピールポイントとして用いられる。

 そのほか、メディアコントロールやキーの変更、無効化や、Windowsキーの無効化などが可能な「ゲーミングモード」の切り替えなども割り当てることができる。

 簡単な分、細かいマクロを組んだりクリップを取ったりする機能はないが、まぁ外部やGPUなどのソフトを使っているユーザーがほとんどだろう。

個人的オススメポイント4:USBハブが地味にありがたい

USBハブを搭載している

接続はType-Cを利用する

 本体右上には1つだけ追加USBポートが設けられている。USBハブとして使うことが可能だ。ゲーム中にUSBポートを抜き差しすることはないが、仕事中にサクッとUSBメモリーなどの外部ストレージを繋いだり、電子タバコの充電をしたりと便利だ。

個人的オススメポイント5:比較的リーズナブル

 ELECOMの公式通販サイトでは2万2980円で販売されている。この価格そのものは正直高いが、ラピッドトリガーを搭載したゲーミングキーボードに絞って考えるとリーズナブルであることは間違いない。そもそも65%キーボードでラピッドトリガーに対応したモデル自体も少ないため、有力な選択肢になるだろう。また、海外メーカーの一部は円安の影響や海外からの発送による納期の遅さなどの懸念もある。

個人的イマイチポイント1:65%ながらコンパクトさはあまり感じない

 65%キーボードはファンクションキーを取っ払うことでコンパクトさを確保しているのが魅力だが、VK600Aはそのコンパクトさはあまり感じることはできない。ここはマイナスポイントだ。

 ケース部分の縁は太く、数字キーの上部には余白がある。FPSゲーマーはキーボードを斜めにして置くことも多く(筆者もその1人だ)、その際にモニタースタンドなどと干渉しないようにコンパクトなキーボードを選ぶことすらあるので、とにかくコンパクトさを重視するユーザーには、もしかしたら向かないかもしれない。

 気軽に購入することができる65%ゲーミングキーボードで、ラピッドトリガーにまで対応しているモデルは多くはない。キーキャップのかえしやがたつきのなさなど、作りがしっかりしている点は非常に魅力的だ。専用ソフトの使いやすさも、ごちゃごちゃしたものを使わされてきた筆者からすると感動すら覚えた。

 VK600AはELECOMのゲーミングデバイス界における存在感を一層引き立てるキーボードといえるだろう。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

ASCII.jpの最新情報を購読しよう