ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。みなさん、揚げ物はなにがお好きですか? 「とんかつ」「エビフライ」「ささみかつ」など元気な声が聞こえてきそうです。衣をつけて揚げるとご馳走ですよね。では豚角煮に衣をつけて揚げるとどうなるでしょう?
とんかつ専門店、松のやで「角煮かつ」
とんかつ専門店「松のや」は、「角煮かつ」を10月25日に販売開始しました。系列店舗である牛めしの「松屋」で人気だった「豚角煮」を松のや風にアレンジしたということ。
松屋の豚角煮は、“飲める牛めし”とも呼ばれ、現在は販売していませんが、期間限定で登場時した時に好評を得ていました。なぜ、豚角煮なのに“飲める牛めし”かというと、初出は不明ですが、とにかく“柔らかい”というのを表現しているのでしょう。アツアツご飯の上にのせるとトロトロで、飲むようにかっこめた記憶があります。
さて、松屋の系列でメニューのスピンオフはよくありますが、角煮に衣をつけて“かつ”にしちゃうって驚きではないですか? 商品リリースには「外はサクッと、中はトロ~り新感覚かつ」と記載がありますが、あまりに斬新なメニューなので想像ができないです!
そこでさっそく店舗に行って食べてきました。
メニューのバリエーションは3品。角煮かつを純粋に楽しみたいなら、「角煮かつ(3枚)定食」(930円)。ロースかつとの合盛りはボリュームが2段階で、「ロースかつ&角煮かつ(1枚)定食」(890円)と「ロースかつ&角煮かつ(2枚)定食」(1150円)があります。
私は「角煮かつ(3枚)定食」を注文。
角煮かつはコロンとした楕円っぽい形。断面をみてみると、確かに、煮ているような雰囲気です。
タレをつけていただきます。タレはこのメニューだけの「特製豚角煮ダレ」。松屋で2022年に発売した「豚角煮コンボ牛めし」で使用した、ファンの多いタレだそうですよ。
サクッサクッの衣。松のやのかつの衣は、パン粉のつぶ立ちもよく、心地いい食感です。
気になる角煮はというと……。
とろ~。
あ!!! 柔らか~い!! 松屋の“飲める牛丼”こと豚角煮の食感をそのまま思い出せるくらいとろとろでした。
え~、角煮を揚げてもかたくならないんですね。衣のクランチーな食感と、中の角煮のとろ~りな食感のギャップがおもしろくて、確かめるように次から次へと箸が進んでしまいます。
豚角煮ダレはというと、醤油をベースに、おそらく生姜などもきかせた、和風な甘辛味。角煮自体も味がついているようで、そこにタレをかけるとガツンとした濃い味になります。
卓上にあるからしをつけると、さらに角煮らしくなります。
意外と有りなハイブリッドメニュー
かつを食べているのに、味としては角煮……。意外性があるけれど、“衣をつけて揚げる”という調理方法は懐が広く、ただでさえご馳走感ある角煮に、楽しい食感を加えて、新しい料理にしてくれます。うまい具合にハイブリットができたものだと感心しました。
ただし、ただしですよ。味が濃いのです。
いつものとんかつにソースをかけて食べるよりも、ずっと濃い味なのではないかと思います。もちろん、それが魅力のひとつとも言えて、ご飯をガツガツ食べ進めるには打ってつけ。「味が濃すぎるのはちょっと……」という人は、セットのタレをあまりつけないなどして調整するといいでしょう。
角煮かつは一切れのカットは小さいので、そのまま食べてみたり、からしを足してみたり、ひと切れごとにいろいろ試せてとても食べやすかったです。サクットロの体験。新鮮なのでオススメです。なお、本メニューは期間限定商品なので、気になった人はお早めに。
※記事中の価格は税込み
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