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5GAAシンポジウムで交通弱者(VRU)保護システムの5G通信品質を測定

PR TIMES

アンリツ株式会社
交通弱者の交通事故防止に貢献

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、2023年10月23日から10月27日に米国のデトロイトで開催される5GAA[※]シンポジウムで、通信協調型VRU保護システムのデモ展示に使われる5G通信の品質測定を実施します。


VRUは、歩行者や自転車などの交通弱者Vulnerable Road User(以下VRU)のことで、車両との交通事故を防止するためにC-V2X技術を活用することへの関心が世界的に高まっています。国際団体「5GAA」は、5G通信を利用したVRUとの協調通信による事故防止方法を検討してきました。この手法は、従来の自立運転型と異なり、センサの範囲外やビル陰などの死角でも5G通信を介してVRUの保護が可能となると期待されています。

通信協調型VRU保護システムのデモ展示は、自動運転システムの検証にも使われる米国デトロイトの「M City」で行われます。アンリツはデモ展示に先立ち、会場とサーバ間の5G通信のネットワーク品質を測定します。通信協調型VRU保護システムで使用されるネットワークは信頼性が求められ、遅延やパケットロスなどの項目が重要です。一方、フィールドではビルなどの構造物によって通信品質が劣化します。通信協調型VRU保護システムを正常に運用するために、会場の複数箇所を測定することで通信品質を事前に担保する必要があります。

今回のデモ展示会場では、アンリツの小型軽量で高性能なハンドヘルド測定器(MT1000A)を使い、サーバ側は仮想環境に配置したソフトウェアベースの測定機能を使用します。これにより、展示会場を移動しながら再現性のある定量的なネットワーク品質の測定を実現します。さらに、取得したデータを地図上にプロットすることで、場所ごとの通信品質を一目で確認可能です。


今後もアンリツは、自動運転や通信協調型VRU保護システムに使用されるネットワークの品質測定を通して、交通弱者の交通事故防止に貢献してまいります。

製品概要


ネットワークマスタ プロ MT1000A
拡張性、操作性に優れたB5サイズのポータブルテスタです。10G/100G Ethernet、OTN、OTDR、SONET/SDH、PTP、CPRIの測定モジュールおよびオプションを組み合わせ1台で測定可能です。また、試験手順の自動化でフィールドのネットワーク評価作業の効率化が可能です。

MT1000Aについてもっと詳しく
https://www.anritsu.com/ja-jp/test-measurement/products/MT1000A

用語解説


[※] 5GAA
国際団体「5G Automotive Association」の略。同団体には、全世界の自動車業界と通信業界から主要な企業が参画しており、将来のモビリティと交通サービスのための標準化を共同で推進している。

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https://www.facebook.com/AnritsuTandM/