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Engineer.Okinawaによる、シングルマザーのリスキリング支援プロジェクトが本格始動。クラウドファンディングの支援金をもとに対象者5名を選出、ITエンジニア育成講座の受講開始。

PR TIMES

特定非営利活動法人Everyone.Engineer
公募により集まった沖縄の5名のシングルマザーへ、プログラミング教育や実務経験の機会など12ヶ月間の就労支援プログラムを無償提供

特定非営利活動法人Everyone.Engineer(よみ:エブリワンエンジニア、本部:沖縄県うるま市、理事長:サイトウタクミ、以下:Everyone.Engineer)は、沖縄のシングルマザーを対象としたリスキリング支援プロジェクトにおいて、対象者5名を選出し、2023年10月より本格始動したことをお知らせいたします。 Everyone.Engineerでは、7月よりクラウドファンディングを通じて「沖縄のシングルマザーにITエンジニア養成講座を無償提供する」本プロジェクトのための支援金を募り、67名の支援者の方々より総額約80万円をいただきました。 そして、ITエンジニア養成講座への参加者を公募し、この度5名の対象者を選出いたしました。5名の対象者は、集まった支援金や寄付金をもとに、ITエンジニア育成講座を無償で受講します。 10月から開始する講座では、プログラミング未経験からITエンジニアとしての実務経験を積む機会まですべてオンラインで行い、最大12ヶ月間にわたるプログラムによりITエンジニアとして自立するための就労支援をいたします。



この度始動する支援プロジェクトについて


【概要情報】
 ・対象者:一般公募から選ばれた沖縄県在住のシングルマザー5名
 ・実施期間:2023年10月から最大12ヶ月間
 ・実施場所:オンライン
 ・受講費用:無料(2023年7月~9月に実施したクラウドファンディングの支援金811,000円や寄付金により全額免除)

【講座内容】
 当NPOが運営するITエンジニア養成スクール「Engineer.Okinawa」のカリキュラムを提供します。


【受講する5名の情報】


Engineer.Okinawaの特徴


【講座の特徴】
1.いま現場で最も選ばれている技術が学べる
  有名企業のCTOクラスの人材がカリキュラムを監修し、コンテンツを毎回更新しています。
2.ソフトスキル・デジタルコミュニケーション能力を重視
  受講終了後も継続して学び続けられるように、考え方や心構え、オンライン上でのコミュニケーション能力の育成も行います。
3.転職時のフォロー
  量より質を大事にし、1on1や職務経歴書・履歴書の書き方、会社選定の仕方、面接対策までフォローします。
4.学ぶだけでなく、実務経験が詰める
  応援してくれる企業から預かったシステムの運用・開発実績を職務経歴として示せることで、実務未経験の壁を乗り越えます。

【開発環境のサポート】


本プログラムに参加する方のうち「パソコンが無い(または型が古い)」「通信環境がない」という方に、パソコンやWi-Fiルーターも無償で貸出いたしました。

貸出したパソコンは、NPOの活動に賛同いただいた企業から寄付いただいたものを動作確認をして提供しています。










【修了後の就労支援について】
カリキュラムは育成期間と実践期間に分かれており、育成期間では個人の技術力やソフトスキルの育成を目的にプログラミングの基礎からWebサービスの構築を習得します。実践期間では、一般企業からお預かりしたシステムの開発、運用、保守業務を通して、現場経験に基づいたチーム開発力、実践力の習得を目指します。

シングルマザー支援の背景と経緯


私たちが拠点を置く沖縄県には、結婚や出産によるキャリアのブランクや子育てにより、正規雇用や責任のある仕事に就けないシングルマザーが多く、彼女たちは安い賃金で、勤務時間を増やして生活費を稼ぐという環境にいます。

沖縄県の調査では、県内のシングルマザーの9割以上が就業しているにも関わらず、8割の家庭で「生活が苦しい」と感じているという実態が浮き彫りになりました(参照:平成30年沖縄県ひとり親世帯等実態調査報告書 https://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/shonenkodomo/documents/h30hitorioyachosagaiyou.pdf)。

スキルを習得してキャリアアップに繋げたいと望むシングルマザーも多く、仕事に関して「技術・資格取得の支援」や「訓練受講の際の経済的支援」を要望する声が上がっています。

一方で、2030年、国内のIT人材は最大で79万人不足すると言われており(参照:経済産業省IT人材え需給に関する調査 https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf)、少子高齢化が進む社会を維持し、より発展させていくには、ITを利活用できる人材が必要とされ、リスキリングによる人材育成への期待が高まっています。

そこで当団体では、沖縄のシングルマザーの就労環境を改善し、同時にITエンジニア不足の解消を目的に、シングルマザーのITエンジニア育成支援に取り組む運びとなりました。

Everyone.Engineer理事長サイトウタクミのコメント



みなさまの応援、支援のおかげで熱意あふれるシングルマザー5名のITエンジニア養成プロジェクトが今月よりスタートしました。参加するシングルマザーに想いをお聞きすると、「自分が稼げるようになって子どもに好きなことをさせてあげたい」「我慢させていた習い事に行かせてあげたい」というコメントが多く寄せられました。沖縄県内では子どもの貧困問題に関する取り組みが多く存在しますが、親を稼げるようにしないと子どもたちに体験を提供できないと感じ、私たちはひとり親の稼ぐ力を支援してまいります。 ITエンジニアの育成にあたっては出口(学んだ後)の支援が非常に大切です。通常、エンジニア育成講座では、例えば課題のWebサイトを一人で作れるようになって終了するスクールが多く、「スクール卒で実務未経験」という理由から、採用市場ではじかれる場面を技術人事時代に多く見てきました。だからこそ我々のスクールでは、応援してくれるパートナー企業からシステムをお預かりし、お金を稼ぎながらシステムの機能追加や運用業務といった職務経歴書にも書ける経験を積む機会までセットで提供する予定です。 いま沖縄では、スタートアップ企業の創出や起業家の育成といった取り組みが増えており、そうした沖縄社会の中で、我々がITエンジニア側の育成を担っていけたらと思います。 今後もこのような活動を積極的に行なって参ります。

支援の継続について


この度のシングルマザー支援プロジェクトは、公募を締め切った後も無料枠に関する相談が絶えないことから、当団体では今後も不定期に支援活動を行ってまいります。

団体ホームページでは常時、寄付を募っており、寄付金が198,000円集まる毎に「10ヶ月の無償育成枠」を1名枠設け、支援を待つシングルマザーを順番に受け入れていく予定です。皆さまからのご支援をお待ちしております。

【寄付サイト】
https://syncable.biz/associate/everyone-engineer/donate

【公式note】
今後、育成支援の経過については、Everyone.Engineer公式noteで発信してまいります。
https://note.com/everyoneengineer

団体概要


法人名:特定非営利活動法人Everyone.Engineer(エブリワンエンジニア)
設立:2023年3月31日
代表:理事長 齋藤 匠
本部所在地:沖縄県うるま市字州崎14番17 沖縄IT津梁パーク内
事業内容:プログラミング等のIT技術、コンピュータサイエンスについての講座、セミナー、交流会等の企画、開催及び運営に関する事業/人材育成、職業能力の開発についての調査、研究及び情報の提供に関する事業
URL:https://www.everyone.engineer/home