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第13世代Core i7とRTX 4070 Ti搭載モデルと、GPUがRTX 3070のモデルを比較

価格は10万円差、GALLERIAの最新パーツ搭載PCとコスパPCどっちを選ぶ? 性能比較!

2023年04月12日 11時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

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RTX 4070 Tiを搭載する「GALLERIA XA7C-R47T」と、RTX 3070を搭載する「GALLERIA XA7C-R37」を比較

 ゲーミングデスクトップを選ぶ際、どういった選び方をするだろうか。多少価格は高くなったとしても、最新パーツが揃ったモデルがほしい、目的のタイトルがフルHDでいいから高フレームレートで遊べたら十分で、パーツの新しさは気にしない、できればよりお手頃な価格で購入したいという人もいるだろう。

 サードウェーブが展開するゲーミングパソコンブランド「GALLERIA(ガレリア)」では、第13世代CoreプロセッサーとGeForce RTX 40シリーズを採用する、最新パーツで固めたモデルを展開しているほか、1つ前の世代のGPUを搭載することで、お手頃な価格で購入できるモデルも用意している。豊富なラインアップを用意しているので、自分の目的に合わせたゲーミングパソコンを選択することが可能だ。

 そこで今回は、最新パーツがそろったモデル「GALLERIA XA7C-R47T」と、GPUに1つ前の世代を採用した「GALLERIA XA7C-R37」をお借りして、それぞれどれくらいのパフォーマンスが出るのかをチェックしてみた。

 GALLERIA XA7C-R47Tの主なスペックは、Core i7-13700F、GeForce RTX 4070 Ti、16GBメモリー、1TB SSD(NVMe対応)という構成だ。価格は32万9980円。

CPU-Zの結果

GPU-Zの結果

 GALLERIA XA7C-R37の主なスペックは、Core i7-13700F、GeForce RTX 3070、16GBメモリー、1TB SSD(NVMe対応)という構成だ。価格は22万9980円。

CPU-Zの結果

GPU-Zの結果

 ここからは、GALLERIA XA7C-R47Tを“最新パーツモデル”、GALLERIA XA7C-R37を“コスパモデル”と呼称して、比較していく。

最新パーツモデルはさすがの好スコア、しかしコスパモデルも負けていない!

 まずは3Dグラフィックス性能をチェックできる「3DMark」で比較していこう。計測したのは、「Speed Way」「Port Loyal」「Time Spy」「Time Spy Extreme」の4種類で、結果は以下のとおり。

3DMarkの結果

 やはり、いずれのテストにおいても、最新パーツモデルはかなりの高スコアを叩き出している。コスパモデルのスコアは、最新パーツモデルと比べると見劣りはするものの、けっして低いスコアではなく、十分快適にゲームプレイできる結果といえるだろう。

 続いて、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」で比較した。設定は、フルスクリーン、高品質で、1920×1080ドット(フルHD)、2560×1440ドット(WQHD)、3840×2160ドット(4K)に変更して計測した。

 最新パーツモデルの結果は、フルHDが16925(非常に快適)、WQHDが14586(非常に快適)、4Kが8786(快適)、コスパモデルの結果は13017(非常に快適)、WQHDが10101(とても快適)、4Kが5981(やや快適)だった。

最新パーツモデル、フルHDの結果

コスパモデル、フルHDの結果

最新パーツモデル、WQHDの結果

コスパモデル、WQHDの結果

最新パーツモデル、4Kの結果

コスパモデル、4Kの結果

 負荷が高いゲームタイトルでは、最新パーツモデルは4Kだと設定次第、WQHDとフルHDであれば高いグラフィックス設定のまま遊ぶことが可能。対してコスパモデルは、WQHDだと設定次第、フルHDであれば高いグラフィックス設定でプレイでき、4Kはちょっと厳しめという結果になった。

 4KやWQHDのディスプレーを持っていて、その解像度を存分に活かしてプレイしたいという人は、最新パーツモデルを、WQHDディスプレーで設定を変更しつつ遊びたい、フルHDディスプレーでいいから設定を気にせず遊びたいという人は、コスパモデルを選択すればいいという結果になった。

 続いて、最近配信が開始された「BLUE PROTOCOL」のベンチマークをチェック。こちらは、フルHDとWQHDで計測した。

「BLUE PROTOCOL」ベンチマークの結果

 結果は、最新パーツモデルはフルHDが32538(極めて快適)、WQHDが24946(極めて快適)、コスパモデルはフルHDが23813(極めて快適)、WQHDが16640(極めて快適)だった。BLUE PROTOCOLであれば、どちらもWQHDディスプレーと組み合わせても、超快適なゲームプレイが実現できるだろう。

 高負荷なゲームタイトルのベンチマークとして「サイバーパンク2077」のゲーム内ベンチマークも計測。プリセットを「レイトレーシング:ウルトラ」に設定し、フルHDとWQHDに変更して計測した。

最新パーツモデルの結果

コスパモデルの結果

 結果は、コスパモデルでもWQHDで平均70fps以上でプレイできるのがわかった。しかし、やはり最新パーツモデルのほうがフレームレートは高く、より快適にプレイできるだろう。

 加えて、最新パーツはGeForce RTX 4070 Tiを搭載しているので、DLSS 3.0が利用できる。サイバーパンク2077もDLSS 3.0に対応しているので、こちらをオンにしてフルHDで計測したところ、平均が182.59fps、最低が106.18fps、最大が326.36fpsと、大幅にフレームレートが向上した。DLSS 3.0に対応するタイトルであれば、最新パーツモデルはかなりの高パフォーマンスに期待できる。

WQHDや4Kも視野に入れるなら最新パーツモデル、フルHDで快適にプレイしたいならコスパモデルが最適

 以上の結果から、最新パーツモデルのGALLERIA XA7C-R47Tは、WQHDで設定を気にせず、4Kでは設定を変えつつ快適にプレイしたい人向け、こうコスパモデルのGALLERIA XA7C-R37は、フルHDで設定を気にせず、設定を変えつつWQHDで快適にプレイしたい人向けといえるだろう。

 価格は10万円強ほど差があるので、明確に差が出てくるのは当たり前だが、コスパモデルのGALLERIA XA7C-R37でもフルHDならほとんどのタイトルが快適にプレイできるため、持っているディスプレーの解像度や目的のタイトル、予算によってどちらを買うかの選択肢があるのはありがたいポイントではないだろうか。

 これからPCゲームを始めたい、そろそろゲーミングパソコンを買い替えたいという人は、用途や予算に合わせて2つのモデルを検討してみてはいかがだろうか。

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