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第13世代CoreとGeForce RTX 40シリーズ搭載のウルトラハイエンド

ゲーミングPCらしさを120%放つド派手なLED、デスクトップ級の性能を持つ17型最新ノート

文●石川ひさよし 編集●ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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 ディスプレイは17型で、解像度はWQXGA(2560×1600ドット)。17型パネルの表示面積が大きいため、フルHDよりも少し解像度を上げたWQXGAはテキストが小さくなりすぎることもなく情報量が増え、一方ゲームにおいても負荷が増えすぎることなく高画質を楽しめる。ゲーミングスペックなのでリフレッシュレートが240Hz(60/240Hzの切り換え)でノングレア。視野角も十分なのに加え、DCI-P3相当の発色とされている。

発色も視野角もよいWQXGA(2560×1600ドット)パネルを採用

ななめから見ても良好

 ディスプレイ上部ベゼルにはWebカメラを搭載している。プライバシーシャッター付きで顔認証対応というのはゲーミングノートPCとしてはめずらしいだろう。また、207万画素という高画素なので、別途外付けタイプの高性能Webカメラを用意せずとも、本体Webカメラである程度高画質の映像が得られるだろう。

207万画素Webカメラに顔認証カメラも搭載

 インターフェースは、Thunderbolt 4(Type-C)×1、USB 3.2 Gen2 Type-C×2(2系統とも映像出力に対応、1系統のみUSB PD対応)、USB 3.2 Gen2 Type-A×2、そのほか有線LAN(2.5GbE)×1、HDMI×1、オーディオコンボジャック×1となっている。そして無線LANがWi-Fi 6E、Bluetooth 5.3にも対応している。

背面には着脱機会の少ないLAN(2.5GbE)、HDMI、ACアダプタ用ジャックに加え、USB 3.2 Gen Type-C(映像出力対応)がある

右側面にThunderbolt 4、SDメモリカードリーダー、オーディオジャック

左側面にはUSB 3.2 Gen2 Type-A×2、同Type-C(映像出力、USB PD対応)がある。左右側面にDYNAUDIOロゴが見えるが、そこがスピーカー(ウーファ)だ

 とくにUSBについては非常に便利だった。USBは規格世代が複雑で、どのポートがどの速度か覚えておかないと、高速USB機器を低速ポートに挿してしまい性能が発揮できないといったこともよくあるからだ。どこに挿しても高速USB 3.2 Gen2(またはThunderbolt 4)の本製品はType-A/Cさえ覚えておけば、どこに挿しても性能を出せる。

 なお、こうしたノートPCにつきもののDisplayPortは、USB 3.2 Gen2 Type-Cの映像出力機能に置き換わっている。外付けディスプレイがDisplayPort接続(HDMIでもよいが……)という方は、変換ケーブル等を用意したい。サウンドはステレオ2スピーカー+4ウーファー構成。Sound by DYNAUDIOということで、けっこう臨場感ある音質だ。オーディオチップは定番のRealtek製が採用されていた。

 バッテリーは4セル99.9Whrのリチウムイオン。かなり大容量で、もちろんディスクリートグラフィックスモードではなく統合GPU使用、各種省電力機能をONとした状態だが、JEITA 2.0測定法で最大10時間駆動とされている。ACアダプタは、現在のゲーミングノートPCでも最大級。もちろん弁当箱と揶揄された昔のゲーミングノートPCのACアダプタよりはひと回り小さいものの、決して持ち運びに適したサイズではない。

写真のとおり、ACアダプタは本体幅の1/2くらいある

 本体重量は3.1kg。搭載するCPUとGPUのスペックから想像するに、この重量のかなりの部分は冷却機構にとられているだろう。もちろん可搬性としては軽いほどよいが、本製品を持ってみると、この重さがパフォーマンスとイコールであると感じる。

デスクトップに比肩! 派手なLEDにレイトレーシング時代のパフォーマンス

 ここまでRaider GE78 HX 13Vシリーズのスペックとパフォーマンス、そしてデザインと分けて見てきたが、いかがだろうか。スペックは当然最上級(ただしMSIにはさらに上のモデル「Titan GT77 HX 13V」も控えている)、パフォーマンスもWQXGA解像度で最高画質設定、さらにリアルタイムレイトレーシングを加えても60fps以上を得られる性能がノートPCサイズで実現できる時代に驚きを隠せない。

 そしてデザイン。ややゲーミングノートPCらしさを主張しつつも比較的落ち着いた形状で、一方LEDはめちゃくちゃ目立つというのは、現在デスクトップのゲーミングPCで人気があるシンプルな形状でもガラスサイドパネルで内部はド派手LEDというスタイルに近いように思える。すでにゲーミングデスクトップPCをお持ちの方のサブ機、あるいはゲーミングノートPCにゲーミングデスクトップPCのトレンドスタイルを求める方のメイン機としてよいのではないだろうか。

MSI Raider GE78 HX 13V詳細ページ
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