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DX化が遅れる大企業の共通点 若手社員の7割が課題意識薄い

PR TIMES

株式会社RECEPTIONIST
<調査結果サマリ> ・1,000名以上規模の企業に勤める30代までの一般社員に「勤務先のDX化についての調査」を実施 ・「今の勤め先でDX化が進んでいない」と回答した72.8%のうち、7割はDX化が進まないことに対し「課題を感じていない」と回答 ・しかし具体的に「なくなってほしい」と感じる業務・文化については「紙や手入力の申請・管理」等のデジタル化すらできていない業務がトップ ・また、進まないDX化に課題を感じている人の74.4%は「転職したい」と回答 ・DX化が進んでいる企業はグループウェア・総務・労務業務から進めている




クラウド受付システム「RECEPTIONITST」を開発・運営する株式会社RECEPTIONIST(本社:東京都渋谷区、代表取締役:橋本真里子)は、1,000名以上規模の大企業に勤める30代までの一般社員を対象とした「DX化に関する意識調査(以下、本調査)」を実施しました。その結果、若手社員の7割が「DX化について課題を感じない・意識していない」と回答し、消極的な意見を持っていることがわかりました。


調査背景

スイスの国際経営開発研究所が発表した『世界デジタル競争力ランキング』にて、日本は64カ国中28位と過去最下位であり、世界的にDXが遅れている国となっています。
さらに経済産業省が2018年に『DXレポート』内で示した、2025年以降に最大で12兆円の経済損失が生じるとされる「2025年の崖」が直近に迫っています。
また、同じく2022年5月に発表した『未来人材ビジョン』では、未来を支える人材を育成・確保するための方向性として「旧来の日本型雇用システムからの転換」を示しました。終身雇用に代表される「閉鎖的」関係から、「選び、選ばれる」関係へと変化していくべきだとしています。
以上の背景から企業のDXがより求められているなかで、大企業でのDX状況・意識を把握するため、従業員1,000名以上の企業に勤める若手(20~30代)社員のDX化に対する意識と転職意向についてアンケート調査を実施しました。



◆DX化が進んでいないと感じる人のうち、7割は「課題を感じない」「意識していない」

自身の勤務先のDX化が進んでいるかの問いに「いいえ」と答えた人のうち、「あなた自身は、DX化が進んでいないことに課題を感じていますか?」と尋ねたところ、課題を感じない(あまり感じない、まったく感じない、わからない・意識していない)の消極的な回答が7割にのぼりました。(Q1)(Q2)
しかしながら、なくなって欲しい文化や業務について尋ねると「紙や手入力の申請・管理」などが上がり、アナログな文化に不満を持っていることがわかります。(Q3)






◆DX化が進まないのは「会社の課題意識がない」からと感じている回答が多数に

自身の勤め先は、DX化が進まないことに課題を感じていると思うかの問いに対しては、約7割(67%)が「あまり感じていないと思う(20.3%)」「まったく感じていないと思う(10.7%)」「わからない(40.5%)」と感じていることが明らかになりました。 (Q4)
さらに、「DX化が進まない原因は会社のどの役職にあると感じますか?」の問いには「役員」「社長」の合計が4割を占め、具体的な理由として「変化を受け入れられない」「DXに対して理解がない」「組織風土が変わるのを恐れている」等があがり、経営層のDXに対する姿勢がネガティブであることがDX化を妨げていると感じていることが顕著に現れました。(Q5)







◆進まないDX化に課題を感じる人の74.4%が「転職したい」

DXが進んでいる会社に転職したいですか?の問いに対しての回答は、
Q4(「あなた自身」は、DX化が進んでいないことに課題を感じていますか?)の回答に応じて転職意向に大きな差異が生まれました。(Q7)
今は課題感を持っていない従業員が大半である一方、課題に気付いている社員は、変わらない現状を諦め、転職してしまうことが推測されます。





◆DX化が進んでいると感じるのは「グループウェア」「総務」「労務」

Q1にて「自分の勤め先のDX化が十分に進んでいる」と回答した人がDX化が進んでいると感じる部門を尋ねたところ、「グループウェア(コミュニケーション、スケジュール管理)」が52.3%、続いて「総務(受付・会議室予約・電話・備品管理)」「労務(勤怠管理・労務手続き・年末調整)」の回答が続きました。

この回答より、まずは身近な業務のデジタル化を進めることが従業員のDX化の実感につながるととらえることができます。





まとめ

本調査にて、1000人以上規模の企業の一般若手社員は
「大半がアナログ業務に不満を抱えながらも、勤務先のDX化には興味がない」
「勤務先の経営層もDX化に課題感を持っていない、と感じている」
「課題を持っている従業員は、DX化が進んでいる企業への転職意向が高い」

ことがわかりました。

今後新たな時代に向かって、従業員満足度を上げ優秀な人材の流出を防ぎ、さらには2025年の崖を乗り越えるためにも、企業はまず身近なグループウェアの統一、総務や労務のデジタル化の活用から土壌を整えて、社内外にDX化を実感してもらう環境作りが求められています。

◆調査概要
調査対象:全国の従業員数1,000名以上の大企業に勤めている20~30代の一般社員(男女)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:400名
調査実施日:2022年8月5日~10日

【参考】
・世界デジタル競争力ランキング2021 (国際経営開発研究所)
https://www.imd.org/centers/world-competitiveness-center/rankings/world-digital-competitiveness/
・DXレポート(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html
・未来人材ビジョン(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001.html


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株式会社RECEPTIONIST
所在地 :東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー20F
代表  :代表取締役CEO 橋本 真里子
設立  :2016年1月21日
事業内容:オフィス受付サービスの開発・販売、受付業務コンサルティング
URL  :http://receptionist.co.jp/