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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第130回

アップル新型「MacBook Pro」のうわさ ディスプレーとインターフェイス、そしてTouchBarの行方は

2021年01月21日 09時00分更新

文● 松村太郎 編集● ASCII

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●ああ、Touch Bar

 2016年、Macに採用された新しいインターフェイスとしてTouch Barが登場しました。個人的には、Final Cut Proのカット編集でほぼ毎日活用しており、その他に、画面収録やスクリーンキャプチャのコントロール、絵文字ピッカーなど気に入っている用途もあります。

 まあ、全部ショートカットでできてしまうんですけれども……。

 音量調節など、直感的かつリニアに操作する用途はボタンによる段階的な設定よりTouchBarの方が向いていると思います。マウスやトラックパッドで画面内のスライダーをクリックしながら動かすことで同じような操作はできますが、Touch Barの方が快適だと感じます。

 まだまだTouch Barの可能性を開拓しうると思っていただけに、Touch Barが新しいデザインのMacBook Proに引き継がれなくなるかもしれない、という話がレポートで上がってきている点は意外でした。

 2019年モデルのMacBook Pro 16インチに採用されたMagic Keyboardで、Touch Barは少し短くなり、ESCキーとTouch IDが独立しました。とくにESCキーがフィジカルにいつでも叩けることで、心の平穏を取り戻した人も少なくないのではないでしょうか。

 しかし、こういうプログラマブルでリニアな操作が完全になくなってしまうのももったいないと思っている一方、ファンクションキーが常に使えた方が良いという意見にも同意できます。アップルはどういう舵取りをするのか……。

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