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MacBook Air&iPad Proに新型登場! キーボードを始め、その真価は? 第14回

「Magic Keyboard」iPad Proによるコンテンツ体験も変えてしまった

2020年05月04日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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フローティングカンチレバーによりiPad Proのディスプレイが宙に浮いたポジションに固定できる。映像コンテンツへの没入感も一段と高まった

フローティングカンチレバーがiPadによる映像体験を変えた

 Magic Keyboardを使うようになってから、iPad Proで動画を見る時間が増えた。理由は明らかで、Smart Keyboard Folioやほかのスタンドに乗せて視聴するよりも高い没入感が得られるからだ。

 Magic Keyboardには、iPad Proを装着した状態で宙に浮かせたようなスタイルになる「フローティングカンチレバー」が新たに採用されている。キーボードを開くと画面が前に迫り出してくるようなポジションに固定されるので、映像の迫力が一段と増すのだ。

iPad Proは本体の両側側面にステレオスピーカーを搭載。クリアなステレオ再生と臨場感あふれるサラウンド音場を再現できる

 iPad Proは画面を横に構えた状態で、本体の左右側面にスピーカーが向くデザインとしている。ステレオ再生の分離感がとても良いので、Apple Musicで配信されているミュージックビデオやYouTubeを再生してみると人の声が実にリアルに楽しめることがよくわかる。

 さらにiPad ProはDolby Atmosコンテンツの再生にも対応しているので、Apple TV+にも出揃うDolby Atmos対応のコンテンツを再生すると、高い位置から振ってくるような包囲感が味わえるだろう。

 音の劣化の原因にもなる不要な振動をデスクトップなど、iPadを置いた平面に伝えないフローティングカンチレバーを採用するMagic Keyboardだからこそ、iPad Proの高品位なステレオスピーカー再生へのこだわりが伝わってきた。

トラックパッドによるマウス操作ができるようになってiPad Proにタッチする機会が減ると画面がきれいなまま保てるようになった

 そして細かいことだが、Magic Keyboardを使い始めてからトラックパッドによるマウス操作がメインになったため、iPad Proの画面に指で直接タッチすることが減った。すると画面に指紋がほとんど付かなくなるので、映像にも深く没入感できるのだと思う。

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