●電波から遭難者の居場所を表示
実証実験では中荒沢万年雪遊歩道で、遭難者が滑落したと想定。地元の消防署が捜索隊を結成し、防災ヘリ出動の要請を出す。
防災ヘリにはKDDIのスタッフが、バッグ型基地局を抱えて乗り込み、上空300メートルから、電波を飛ばして、遭難者を探し出していく。この時、家族からは携帯電話番号を教えてもらっているので、特定の電話番号の携帯電話を探していくことになる。
上空300メートルから荒沢岳を見下ろしても、木々ばかりで人の様子を確認することはできない。紅葉がとても美しかったが、地表が葉っぱに覆われており、どこに人がいるか、皆目見当がつかないのだ。
しかし、ヘリコプターから携帯電話の電波を飛ばすことで、15分ほどで遭難者の居場所がタブレットの地図上に表示された。
![](/img/blank.gif)
この連載の記事
-
第201回
スマホ
ソニー「Xperia 1 VI」はこだわりから“現実路線”に変わった -
第200回
トピックス
楽天モバイル 契約は絶好調だが、黒字化にはテコ入れが必要だ -
第199回
iPhone
アップル新型「iPad Pro」実物を見たら欲しくてたまらなくなった -
第198回
トピックス
ドコモ新社長は“経済圏”拡大より、ネットワーク品質とショップ網の再構築を最優先すべきだ -
第197回
トピックス
なぜソフトバンクやKDDIのネットワークは強いのか 「2.5GHz帯のTD-LTE」最強説 -
第196回
トピックス
F1の裏に“レノボ”あり 500TBのレースデータを高速処理 -
第195回
トピックス
格安スマホ、キャリアより「シンプルで安い」とふたたび注目 -
第194回
トピックス
中国スマホメーカー、日本への攻勢強める 格安折りたたみスマホで勝負 -
第193回
トピックス
ドコモが狙う“スマホの次“ iPhoneから「Vision」の時代へ -
第192回
トピックス
KDDI「povo」世界進出へ “黒子に徹する”新ビジネスとは -
第191回
トピックス
スマホ基地局を安くする ドコモとNECが世界展開する「オープンRAN」とは - この連載の一覧へ