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アスキースマホ総研・白書 第27回

昼の俺と夜の俺が使い分けられる! DSDSスマホを大活用する方法 (1/3)

2017年03月01日 13時00分更新

文● 島 徹 編集●ASCII.jp編集部

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 昨年後半から、1台のスマホで2枚のSIMカード、2つの電話番号を活用できるDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)対応スマホが数多く発売された。特にミドルクラス以上のSIMフリースマホではZenFone 3やMate 9、AXON 7といった機種が対応している。

DSDS対応SIMフリースマホが数多く登場。1台で2つの電話番号を活用できる

 2つの電話番号を使えるとなると、まず思いつくのはビジネスとプライベートといった、昼と夜の使いわけだろう。もちろん遊びの関係と身内の関係、複数の電話番号を使い分けたい人にとってはかなり気になる機能といえる。

 そこで今回は、DSDS対応スマホの活用法や、実際の使い勝手について紹介する。

2つの電話番号で
待受・発信ができる

 まずはDSDSの基本的な使い方を解説しよう。

 DSDS対応スマホはデュアルSIM・デュアルスタンバイという名の通り、1台のスマホに2つのSIMを入れて、2つの電話番号の待ち受けが可能だ。

 実際にSIMフリーのDSDSスマホを見ると、SIMスロットを2つ搭載している。基本的な使い方としては、ここに通話対応の格安SIMやキャリアSIMを2枚セットする。

DSDS対応スマホはSIMカードを2枚入れて利用できる

 ほかのケータイから両方の電話番号に電話をかけると、普通のスマホとまったく同じように着信して通話が可能だ。通話の音声だけでは、DSDS対応スマホを使っていると気づかれることはない。もちろん周波数が対応していれば、異なるキャリアの組み合わせでも問題ない。

 「設定」から「デュアルSIM設定」(機種によって名称は異なる)を表示すると、実際に2つのSIMと電話番号を認識していることを確認できる。2つの電話番号を使いわけるだけでなく、片方のSIMを通話専用、もう片方のSIMをデータ通信専用といった使い分けも可能だ。

 電話をかけるときに発信ボタンを押すと、どちらのSIMの番号を使うのかを選択できる。スマホによっては、最初から発信ボタンが2つ用意されていることもある。

DSDS対応スマホの「設定」には、デュアルSIMの動作設定が追加されている

電話をかける場合は、2つの電話番号のうち、どちらでかけるかを選べる

 以上がDSDSスマホの基本的な機能だ。だが、実際に使うにはSIMの種類や、通話や通信時の挙動についてもう少し詳しい理解が必要になる。

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