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パイプオルガンも感じる超低音再生サブウーハー「CW200B」

2016年08月10日 11時21分更新

文● 山口

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 フォステクスは8月9日、アクティブ・サブウーハー「CW200B」を発表した。発売は9月上旬で、価格は7万5384円。

 CW200Bは、超低域を正確に再生するために剛性を確保した密閉キャビネットで、共振を分散する構造を取っている。バッフル板には2種類の特性の異なる材料、18㎜CE合板(楠木/ユーカリ合板)と15㎜MDFを再合板して剛性と損失を両立し、天地両側と後面は材料と板厚を変えて高強度と振動分散を得ている。また、アンプ部は内圧の影響を避けるため独立チャンバーに収めた。

 5弦コントラバスの最低音32Hzを十分に再生し、パイプオルガンの16Hzをも感じられるという。ウーハーはBKPパルプとケプラーの混抄による高性能振動板を強力な磁気回路(0.9テスラ)により駆動。エッジには耐久性が高く、軽量、内部損失の大きいSBR系発泡ゴムを使用し固有音の低減を図っている。

 また、接続の仕方次第でコンサートホールの臨場感が再生されるなど多彩な演出で音楽を楽しめたり、組み合わせるスピーカーシステムにあわせてローパス・フィルターのクロスオーバー周波数を50Hz~150Hzの範囲で連続的にコントロールすることも可能。クロスオーバーポイントの遮断特性は、アドオン使用の際にもっとも自然に合成される12dB/octに設定。クリアーな音場再生を可能にした。

 主な仕様は、最大出力音圧が100dB/60Hz(全空間)85dB/30Hz(全空間)(床置きは+6 dB)消費電力は40W、サイズは幅300×奥行き370×高さ320mm。

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