オンキヨーエンターテイメントテクノロジーが、堀江貴文らによる音楽ユニット「ハッカーズ」の楽曲第一弾「ゼロ 〜裸の俺たち〜」を配信している。
結成のきっかけは堀江氏の著書「ゼロ」
ユニットのメンバーは、堀江貴文氏、脳科学者の茂木健一郎氏、音楽家、メディアプランナー、ゲームプロデューサーなど多岐に渡る活動で知られる金杉肇氏。堀江氏の著書「ゼロ」に感銘を受けた金杉氏が楽曲を制作し、共通の友人である茂木氏に声をかけたかたちで発足した。
「ゼロ 〜裸の俺たち〜」は堀江氏の作詞による「ゼロでいい 裸の俺たちさ」といったストレートな歌詞と、パンクロック調のアレンジが印象的な楽曲。金杉氏によれば、パンク調に仕上げたのは「リスナーにストレートに歌詞を届けるには、技術に走らない方がいい」という考えからとのこと。
またレーベルである「無修整レコード」について、「“無修整”には“歌詞を修整していない”の意味もある。メジャーなレーベルから音源を出す場合、歌詞が一部制限されてしまう可能性があるが、僕たちの場合はそれはない。メッセージ性を重要視したいからこそ、あえて自主レーベルという選択をしている」と語る。
堀江さんが音楽? 実はボイトレ経験あり!
活動が多岐に渡る堀江氏だが、そのイメージはなかなか音楽活動とは結びつかない。ところが、GLAYのTERU氏に紹介されたボイストレーナーの指導を受けたこともあり、今回のレコーディングもトレーナーに習った発声法で臨んだという。堀江氏の歌声を注意して聴いてみよう。
また、堀江氏はロックバンド「THE BLUE HEARTS」のファン。「カラオケではいつもTHE BLUE HEARTSの楽曲を歌う」「歌声はTHE BLUE HEARTSで鍛えられている」とも語る。
茂木氏は今回の楽曲を「THE BOOMの島唄やTHE BLUE HEARTSの情熱の薔薇みたいに、繰り返し聞いても飽きない曲になればいい」と紹介。また堀江氏が「一度聴いただけで覚えた」と語ると、「堀江さん、一度聴いただけで覚えたなんて音楽の才能あるんじゃないの? 俺なんか30回くらい聴いたよ」と堀江氏の音楽的センスを評価するとともに、「堀江さんの一貫性がよく出ていると思う。本にも色々なことが書いてあるけど、それが全部入っている」と歌詞も賞賛。
「耳と脳は近いし、音楽は耳から入ってきてダイレクトに脳に伝わる。メッセージを伝えるのにはとても適した形式」と本業の脳科学者らしい切り口で「音楽の強さ」も語った。
音源はハイレゾ品質。次作にも期待!
ゼロは同社の音楽配信サイト「e-onkyo music」にて配信中。サンプリング周波数/ビットレート数は96kHz/24bitのハイレゾ品質で、価格は500円だ。ハッカーズは現在楽曲第2弾、第3弾を製作中。今後の活動にも期待したい。